わらびをあく抜きする重曹 食用と掃除用の違いと売り場は?

わらびのあく抜き

わらびをあく抜きしたいけれど、重曹が掃除用しかない!
あく抜きした後で重曹が掃除用だと気が付いたけど、食べると害があるの?

食用と掃除用の重曹では、いったい何が違うのか分からない!
なんていうことはありませんか。

この記事では、わらびを掃除用の重曹であく抜きしてしまったらどうなるかや、食用と掃除用(工業用)重曹との違いについてまとめました。

また、食用の重曹はどこで買えるのか、何の売り場に置いてあるのかについてもお伝えします。
参考にしてくださいね。

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わらびのあく抜きのための重曹は掃除用ではダメ?

わらびのあくには毒性があるので、必ずあく抜きをする必要があります。

あく抜きをしないとおいしく食べられないだけでなく、わらびが持つ毒で中毒になることもあるので気をつけたいですね。

春になるとわらびやらタラの芽などの山菜が出回るので、いただくことも増えます。
わらびのあく抜きをしようと思ったら、掃除用(工業用)の重曹しか家になかったなんていうこともありますね。

あく抜きに使う重曹は、掃除用ではダメなのか?という疑問が湧きますが、やはり食用が安心です。

何といっても食用として口に入れるのを前提に製造されているのですから、あく抜きした後は重曹液は捨ててしまうとはいえ、食用を使った方がいいですね。

わらびのあく抜きで、掃除用重曹を使ってしまったら

もし、わらびのあく抜きの重曹が「掃除用」だったことを、後で気がついたらどうしたらいいでしょう。

私なら、掃除用でも成分が炭酸水素ナトリウムだけであれば、一晩水にさらして普通に食べてしまいます。

重曹の食用と掃除用(工業用)の違いは、次の章で詳しく紹介しますが、掃除用が危険だというわけではないからです。

掃除用でも重曹の他に汚れを取るための研磨剤や界面活性剤、漂白剤などが配合されていたら食べない方がいいので注意してくださいね。

それに「掃除用なんてとんでもない!」と思う人は、食べない方がいいですよ。
害があるか無いかは別にして、掃除用を食べたショックで気分が悪くなるかもしれませんから。
もし、お腹が痛くなったとしても、販売元は何の保証もしてくれません。

重曹の食用と掃除用の違いは?

食用でも掃除用(工業用)でも、成分は炭酸水素ナトリウムで違いはありません。
同じ炭酸水素ナトリウムなのに、どうして食用と掃除用に分かれているのか、その違いは何か気になりますね。

市販されている重曹は、日本薬局方(薬用)、食品添加物(食用)、工業用(掃除用)の3つに分けられます。

種類 適用法律 用途 その他
薬用 医薬品医療機器等法 薬の原料や薬用入浴剤など 医薬品として許可を得たもの
食用 食品衛生法 饅頭やお菓子、炭酸飲料、入浴剤など 工業用に比べて純度が高い
工業用 なし 工業製品の処理剤や洗剤など 粒が大きくザラザラしている


この3つの重曹の違いは、精製度合いと管理の仕方、適用される法律です。

不純物を取り除いてまじりものがないかの純度の違いと、適用される法律の規定に沿った製造をされているかどうかで分けられています。

薬用と食用は、口に入れても大丈夫なことが保証されている分、法律に適合させるために検査や過程にコストがかかることから、工業用に比べて値段も高くなります。

工業用は適用される法律もありませんので、コスト重視で合理的に製造されるでしょうし、衛生管理もゆるくなりますね。

成分は薬用や食用と同じ炭酸水素ナトリウムなので、毒性があるとかいうことではありません。
とは言っても、食用となっていないものをお菓子や料理に使ったり、入浴剤にしたりは、やはりやめた方がいいですね。

入浴剤は食べるものでは無いのになぜ食用なのか疑問に思いますが、肌への負担や浸透を考えると食用の重曹を使った方が安心です。

工業用は法律で管理されていないので、製造過程での違いにより品質に差が出るとも言えますね。

衛生面でもどこまで管理されているかも、分かりません。
また、掃除用とされている製品には、炭酸水素ナトリウム以外の汚れ落としのための薬剤をプラスしてあるものも多いので注意が必要です。

食用と工業用で使い分けが面倒なら、お徳用の大袋入り食用重曹を買っておけば、料理や入浴、掃除など何にでも使うことができますよ。

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重曹の食用は、どこの売り場にあるの?

重曹というと掃除用のイメージが強くて、食用はいったいどこで買えるのか、どこの売り場に置いてあるのか疑問に思いませんか。

日頃買物をしていても掃除用重曹は目に付くけれど、食用重曹と言われてもピンときません。

食用の重曹は、「炭酸」や「タンサン」として、スーパーでは手作りケーキ材料の売り場に並べてあることが多いです。

重曹と炭酸は同じ炭酸水素ナトリウムで違いは無いのですが、食用は「タンサン」と表記されているものが多いですね。

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食用の重曹は、ベーキングパウダーやゼラチンなどと同じ売り場にあって、箱入りで70グラム入り70円程度で売られています。

工業用の重曹は洗剤や掃除道具売り場にビニールの大袋に入って、クエン酸やセスキソーダなどと並んで販売されていますね。
こちらは、600グラムで300円程度と食用に比べて随分と安いです。

私が食用の重曹を使うのは、親戚から毎年送られてくるわらびのあく抜きをするときだけで、他のことで使うことはほとんど無いので、70グラム入りで充分です。

食用の重曹(炭酸)は賞味期限があるので、たくさん買っていても無駄になってしまいますしね。

食用に掃除用にも両方に使えるお得な大袋入り

食用の重曹にはわらびのあく抜きだけでなく、ベーキングパウダーの代わりに使ったり、入浴剤にしたりといろいろ使えます。

いろいろな用途に使う場合は、70グラムだと足りませんね。
掃除用を食用にすることはできませんが、食用の大袋があれば用途にかかわらず何にでも使うことができますよ。

ですが、スーパーやドラッグストアでは、食用の大袋重曹を売り場に置いてあるところって意外に少ないのです。
掃除用の重曹ならいくらでも大袋入りってあるのですけどね。

そんなときは楽天やアマゾンなら、食用でも1kg400円程度で購入することができます。

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これなら値段も安いので、料理と掃除の両方にどんどん使えます。

ただ、大袋入りで食用と掃除を両方使っていると、つい衛生管理がおろそかになりがちなので気をつけてくださいね。

掃除中の汚れが飛んだり、汚れた手で触ったりしがちなので小分けにして使うといいですよ。


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さいごに

わらびのあく抜きの重曹は、口に入れる安全が保障されている食用を使うのが安心です。

ですが、気が付いたら掃除用の重曹だったなんていう場合は、私ならわらびを一晩水にさらして普通に食べてしまいます。

食用と掃除用(工業用)重曹の違いは、精製度合いと適用される法律が違います。
食用は食品衛生法で、食品添加物としてしっかりと管理されていますが、掃除用(工業用)にはありません。

掃除用(工業用)では、食用に比べると少し純度が落ちるし、衛生管理もしっかりされていないわけです。

食用の重曹は、スーパーやドラッグストアの手作りケーキ材料売り場に並べてあることが多いですね。

重曹は用途によって、食用と掃除用(工業用)を使い分けてくださいね。

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