雨の日に泥はねで、パンツの裾が汚れてしまったけど、応急処置の方法が知りたい!
泥が跳ねて、ポツポツと茶色のシミが取れない。
白のスニーカーが、泥で真っ黒に!
雨の日の泥はねは、本当に困ってしまいますね。
この記事では、洋服や靴に付いてしまった泥はね汚れの、有効な洗い方や落とし方についてまとめました。
参考にしてくださいね。
雨の日に付いてしまった泥はねの応急処置は?
雨の日の泥はねって本当に困りますね。
これから大事な商談がある場合や、お友達のお宅におじゃまするときなど、慌ててしまいます。
パンツの裾やふくらはぎあたりが、泥はねで汚れてしまったときの応急処置はどうすればいいのでしょうか。
残念ながら、こうすれば取れるなんていう裏技はありません。
そのままで乾くまで待つというのが最善の方法です。
何とかしなくては!とあせる気持ちはわかりますが、手で払ったりハンカチで拭き取ろうとすればするほど、汚れが広がって取れにくくなってしまいますよ。
汚れには、水に溶けるもの(水溶性)・油に溶けるもの(油溶性)・溶けないもの(不溶性)があります。
泥はねは土と水分が混ざったもので、水にも油にも溶けない不溶性の汚れなので溶かして落とすということができないのです。
泥汚れでも粒が大きな砂の場合は、服などの繊維の間に入り込みにくいため比較的簡単に取れますが、粒子の細かい赤土などがべったりなんていう時は、最悪です。
粘土質のキメの細かい泥が、水に混ざって付着すると、取ろうとして触れば触るほど周りに広がるだけでなく、奥へ奥へと入り込んで益々厄介なことになります。
面積が広がると見た目にも汚くなってしまいますしね。
雨の日の泥はねの洗い方
泥はねが付いたらすぐに洗う!
パンツなどに泥はねが付いてしまったら即脱いで、その部分だけ水に浸して泥を浮かして取ってください。
と言いたいところですが、即脱ぐなんてできるわけがありませんよね。
もし、その場で脱げる時は、洗剤を付けずに水を張った洗面器に浮かし洗いが効果的です。
汚れた部分に上から水をかけてしまうと、泥が繊維の中に入ってしまいます。
そうならないように、洗面器の水の中で汚れた部分をつまむようにしながら土を落とします。
泥はねがついた直後なら、これだけで簡単に落ちますよ。
泥はねが乾いた場合の落とし方
1.泥はねはしっかり乾かしてから洗うのが鉄則
しっかり乾くまで余計なことはせずに、とにかく待ってくださいね。
ここで擦ったり拭いたりしたら、汚れが入り込んでしまうので、益々落ちなくなります。
表面だけでなく内側まで完璧に乾かしてください。
急ぐ場合はドライヤーを使いますが、熱風を近づけ過ぎると生地が傷んでしまいます。
冷風で気長に乾かしましょう。
2.完全に乾いたら、表面の泥を爪でひっかくように落とす
3.タオルを汚れに据えて、裏から歯ブラシなどで泥を叩き出す
デリケートな衣類は、生地が毛羽立ったりよれたりすることがあるので、様子をみながら慎重にしてくださいね。
繊維と繊維の間に入り込んでいる細かい泥は、裏から指ではじいたり、はたくと取れやすいですよ。
4.水で濡らした固形石けんを擦りつける
乾いたままの状態で、「ウタマロ」のような昔ながらの洗濯用固形石けんを水で濡らしたものを多めに塗りつけます。
私は泥汚れだけでなくシミが付いた時は、ウタマロ石けんを使っています。
ウタマロ石けんの良いところは、緑色なので塗った場所や量が分かりやすいのです。
シミのところにピンポイントで石けんを塗ることができます。
ウタマロ石けんには、蛍光増白剤が入っているので白いものにオススメです。
色柄やデリケートな素材には、中性のウタマロリキッドが使いやすいですよ。
5.歯ブラシなどでこすり洗いをする
汚れを取ろうとついムキになって力を入れてしまうので、繊維の状態を見ながら生地を傷めないように擦ってくださいね。
6.洗い流す
洗い流しても汚れが落ちていない場合は、石けんを塗ってこするのを繰り返します。
取れないからと繰り返し過ぎるとその部分だけ生地がいたんでしまうので、ほどほどにしておきましょう。
うっすらシミが残っていても乾いてしまうと、案外キレイだったりするので、完璧じゃなくても大丈夫ですよ。
靴の泥はね汚れの落とし方
革靴の泥はねを落とす
1.ヒールや裏の部分の泥をブラシで落とす
皮革以外の部分全体の泥汚れを靴ブラシを使って落としてください。
2.皮革部分の汚れを拭き取る
バケツに水を入れたものを準備して、ぞうきんをこまめに洗いながら拭き取ります。
拭き取るだけで取れない場合は、靴の中に水が入らないように注意しながら、表面に水をかけて泥をすばやく洗い流します。
革靴は水に濡らすと水分を含んで一気に痛むので、手早く終わらせます。
泥がきれいに取れたら、乾いた布で水分をしっかりと拭き取ってくださいね。
3.陰干しする
型くずれしないように、新聞紙をまるめたものを靴のなかにつめたら、陰干しをします。
その際、靴を立てかけたりせずに水平に置きます。
立てかけると型崩れしますし、変なクセがついてしまいますよ。
靴の中に入れた新聞紙は、こまめに入れ替えると靴が傷みません。
4.乾いたら、靴クリームを塗る
クリームは少量をまんべんなく伸ばして均等に塗り込みます。
そうすることで表面の保護とひび割れなどの乾燥からまもってくれますよ。
白のキャンバス地のスニーカーの泥はねを落とす
洗い方はパンツの場合とほぼ同じです。
1.シューズの紐をとりはずす
2.しっかりと乾かす
3.完全に乾いたら、ブラシで泥をたたき出す
4.クリームクレンザーをかけて、ブラシで洗う
5.しっかり洗い流す
洗剤分が残っていると乾くとうっすら茶色のシミが残ることが多いので、バケツの水にしばらく浸けておくといいです。
流水で流すだけでは、目の間の洗剤分がとれません。
6.風通しの良いところで、陰干しする
直射日光が当たるところは早く乾きますが、色あせやおこります。
日陰でも風が通るところに平置きで干すといいですよ。
キャンバス地は、多少ゴシゴシ擦っても大丈夫なので、クリームクレンザーを使用します。
クレンザーには、研磨剤が入っているので汚れが落ちやすくなります。
さいごに
泥よごれは、まずしっかりと乾かしてから泥をかきだしてから洗うのがコツです。
乾く前に擦ると繊維の間に泥の粒子が入りこんで、ますます取れなくなります。
また、汚れを取るときは、生地の色落ちや傷みに気をつけましょう。
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