お葬式の準備のために、葬儀社の互助会に入った方がいいかどうか悩んでいませんか。
互助会なんて必要ないっていう人もいれば、いやいや入った方がいいと勧める人もいます。
お葬式は避けて通れないものですし、出費も大きいので本当に悩みますね。
私が互助会に入会して分かったのは、入会した方がいいかどうかはそれぞれのお宅で異なるということです。
この記事では、お葬式のための互助会入会のメリットとデメリットについてまとめました。
また互助会の契約で多いトラブルについてもお伝えします。
互助会に入会するかどうかの参考にしてくださいね。
お葬式のための互助会入会メリットは?
お葬式の準備のために、葬儀社の互助会に入った方がいいかどうか迷いますね。
まずは、互助会入会のメリットについてお伝えします。
私が入会した互助会の場合なので、他では当てはまらないこともあるので注意してくださいね。
お葬式での互助会入会メリット
■費用が安くなる
私が入会した互助会では、町内送迎バス無料やお世話係員の料金割引、祭壇割引になど多くのメリットがありました。
契約金額が高いほど割引が大きくなるので、その分メリットが増えますね。
■積み立て式なのでまとまった出費に慌てなくて済む
互助会には契約金でいくつかのコースがあって、月掛金が1500円~6000円、支払い回数が30回~180回と選ぶことができます。
積み立てしておけば、もしものときに慌てなくて済むのがメリットですね。
■お葬式だけでなく結婚式や法要でも使える
お葬式だけでなく結婚式や法要でも使えるので無駄になることがありません。
何でも相談できる安心感がある
お葬式の費用が安くなるのも嬉しいですが、私にとっての最大のメリットは何でも相談できる安心感でした。
私がお葬式の互助会に入会したのは、葬儀の2ヶ月ほど前です。
互助会は月掛金の支払い中で契約金額完納前でも利用できるので、お葬式の少し前に入会してもメリットは同じなのですよ。
入院していた家族の状態が良くなくて、葬儀の事を考えなくてはいけなくなったのですが、何をどうしていいか分かりません。
そこでいくつかの葬儀者に相談と見積もりをお願いして、その中から何でも相談できて安心できるところの互助会に入りました。
お陰で分からないことは全て教えてもらえましたし、安心して葬儀をお任せすることができてとても感謝しています。
互助会で、料金が安くなるのは嘘(もともとの金額が違う)などという話もありますが、そんなことはありませんよ。
お葬式の互助会に入ることは費用の面でも安心感でも、私にはメリットしかありませんでした。
互助会に入会して本当に良かったと感じています。
お葬式においての互助会デメリットは?
私にとっては、メリットしかないお葬式での互助会入会でしたが、場合によってはデメリットもあるので注意してくださいね。
■現金より自由度が低くなるデメリット
月掛金は、お葬式や結婚式でのサービスの提供を受けるための積み立てなので他のものに使うことができないのがデメリットです。
自分で銀行などに積立預金をした方が、他の目的にでも何にでも使えますし、少額とはいえ利息もつきますね。
■解約しても掛金は全額戻ってこないデメリット
月掛金の支払い途中や、支払終了後に解約しても掛金は全額戻ってきません。
例えば
・6000円×90回支払コースの場合
12回支払ったあとで解約すると、54520円の返金で17480円の損
6000円×12回=72000円(積立金額)
72000円(積立金額)-54520円(返戻金額)=17480円
月掛金支払終了後なら、516904円(返戻金)なので23069円の損
6000円×90=540000円-516904円=23096円
このようにかなりのデメリットになってしまいます。
家族の状況が変わるとお葬式も変化する
互助会に入会するときは、いくつかの契約金から自分の家に合ったコースを選びます。
お葬式を一般葬にするか家族葬で小さく済ませるかを想定して契約金を決めますが、実際にお葬式をするときには、家族の状況が変わっていることも多いのです。
家族葬で小さく済ませたいのに、互助会のプランは大きなものに入っていたとか、そもそも家族葬用の小さな会場が無いなんていうこともあります。
そうなると互助会に入っていた意味がないどころか損をしてしまいますね。
このように時間の経過で状況が変わることで、メリットが無くなってしまうこともあるのです。
お葬式での互助会契約のトラブルは?
私の場合は、トラブルは全くありませんでしたが、中にはこんなトラブルもありますよ。
互助会契約のトラブル
■解約するときの手数料が高い
解約しようとしたら、戻ってくるお金が想定以上に少なくてトラブルになり裁判になったケースが多くあります。
■なかなか解約してもらえない
解約しようとしてもなかなか対応してもらえなかったり、いろいろと説得されて迷惑したなんていうことでのトラブルもあるようです。
■葬儀プランが合わない
中規模以上の一般葬でなければ互助会でのメリットは少ないので、いざ利用とすると葬儀のプランが合わないことでのトラブルもあります。
■会社が倒産したら月掛金が1/2しか返金されない
葬儀社が倒産したら、積み立てた掛金のうち1/2しか返金されないので、そのリスクも頭に入れておいた方がいいですね。
互助会に入会するときの注意点
トラブルにならないためには、入会前に契約内容の確認と自分の家での葬儀をイメージして具体的なメリットとデメリットを考えてみてくださいね。
解約時の返戻金の確認
月掛金は、最初の数ヶ月は解約してもお金は戻ってきません。
何回目から返戻金があって、どのくらいの手数料を引かれるかを具体的に確認した方がいいですよ。。
具体的にイメージしておけば、こんなはずでは無かったとトラブルになることもありません。
引越した場合の移籍の確認
互助会は支払い終了までの期間が長かったり、実際に利用するまでにも時間があります。
その間に引越をしたりと、お葬式を別の地域であげることもありますね。
そうなった場合の、互助会の移籍ができるかどうかの確認もしておいた方がいいですよ。
さいごに
お葬式のための互助会に入会するメリットは、
・お葬式費用が安くなること
・まとまった出費に慌てなくて済む
・お葬式だけでなく法要や結婚式でも利用できる
・何でも相談できる安心感がある
お葬式においての互助会デメリットは、
・解約しても全額お金が戻ってこない
・入会した時と状況が変わってプランが合わない
お葬式での互助会契約トラブルは
・解約金が高い
・解約になかなか応じてくれない
などがあります。
互助会に入会しようか迷ったときは、契約内容をよく読んで自分の家でのお葬式を具体的にイメージしてみるといいですよ。
それで、メリットが感じられないとか自分の家には合わないと思えば慌てて入会しない方がいいですね。