初盆の御仏前の金額と袋の書き方やお金の入れ方は?両親/祖父母/親戚

御仏前

初盆の御仏前の金額が分からずに困っていませんか。
御仏前は、年齢や立場で金額も変わるので悩みますね。
この記事では祖父母や両親、親戚に知人などへの、初盆のご仏前の相場をお伝えします。

知っているようで知らないのが不祝儀袋についてです。
いろいろな香典袋が売られていますが、水引の色や結び方でどれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
初盆のご仏前にふさわしい不祝儀袋について、お伝えしますね。

また、初盆の御仏前袋の書き方や、失礼にならないためのお金の入れ方についてもまとめたので参考にしてください。

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初盆の御仏前の金額の相場は?

初盆は、四十九日後に初めて迎えるお盆で、お坊さんや親戚を迎えて法要が行われることが多いですね。
初盆にお参りに伺う際は、御仏前を持参します。

初盆の御仏前の金額の相場

◆故人が祖父母・叔父叔母・知人の場合 
・20代や30代前半:5千円程度
・50代以上なら:1万円以上~3万円程度

◆故人が両親や兄弟の場合
・20代~30代:1万円以上
・50代以上:3万円以上

◆故人がご近所さんや仕事関係の場合
・50代以上でも、5千円~1万円

いずれも初盆に夫婦でお参りする際の御仏前は、二人でも一人分の金額で問題ありません。

初盆の御仏前の金額は年齢や立場、故人とのお付き合いの度合いや、地域や宗派によっても異なります。
地域のしきたりや親戚間での相場があれば、それに合わせると間違いありませんね。

法要の後に会食がある場合の御仏前は?

法要のあとの会食に出席する場合は、ご仏前の金額に5千円~1万円を人数分プラスするようにします。

例えば、夫婦で初盆法要のあと会食に出席する場合は、御仏前は一人分ですが、会食は二人分をプラスしてお包みすることになりますね。

気をつけたいのは、包む金額が4万円や9万円のなった場合です。
4や9は、死や苦を連想するとして縁起が悪いと言われているので、その金額になりそうなときは、子どもの香典袋を別に分けたりして調整します。

私が住んでいる地域では、お札が2枚になるのも良くないとされていますが、全国的ではないようです。
このようにその地域の習慣に違いがあるので、それに合わせるといいですよ。

初盆の御仏前袋の書き方は?

初盆は四十九日を過ぎて行うので、袋の表書きは「御仏前」か「御佛前」となります。
四十九日を過ぎると仏様になるので、御霊前は使わないんですね。

御仏前の袋ですが、種類がいろいろあって迷ってしまいます。
水引の色は、黒白や双銀(銀色)、藍銀などの不祝儀で、結び方は結び切りかあわじ結びを選びます。

水引は、関西の方では、黄白が多く使われるようですが、私が住んでいる九州では使いません。
できるだけ、その地方の風習に合わせる方が違和感をもたれずに済みますね。

お祝い事では、水引は蝶結びですが、不幸事のときは重ならないようにということで、御仏ご仏前の袋には結び切りかあわじ結びの水引を使用します。

御仏前の袋は、値段に幅がありますよね。
水引が印刷されている簡単な封筒タイプのものから、蓮の花などが浮き彫りになっていたりの、ちょっと大きめで立派なものもあります。

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水引が印刷している袋は、御仏前の金額が3千円程度のときに使います。
逆に金額は少額なのに、御仏前の袋だけが立派ではおかしいので、袋と中身の金額のバランスがとれたものを選ぶといいですよ。

おもてがきの氏名の書き方

御仏前袋の水引の下には、自分の名前をフルネームで書きます。
名前は、通常は名字だけでもかまいませんが、初盆などの親戚が集まる場合は同じ名字の人が多いので、混乱しないために必ず氏名をフルネームで書くようにしましょう。

初盆に夫婦でお参りする場合は、ご主人の氏名だけでもいいですし、連名にしたいときは右側にご主人の氏名を左側には奥さんの下の名前のみを書きます。

連名の場合は、3人までは横に並べて書いていいのですが、4人以上になったら御仏前の袋を分けた方がいいですよ。

また、会社などで多くの人からお金を集めて、ひとつの袋でまとめて渡すときは、代表者の氏名を書いて、他一同とします。
その場合は、御仏前の袋のなかに各人の住所と氏名を書いて同封します。

初盆の御仏前、お金の入れ方は?

御仏前のお札は、折り目のある古いものを使います。
新札だと、前もって準備していたようで失礼になるという考えからです。

もし新札しかない場合は、折り目をつけます。
古いお札がいいと言っても、あまりにクシャクシャだったり汚れていると、失礼になりますので、比較的きれいなものを選ぶといいですね。

お札は、向きや表裏があちこちにならないように揃えて中袋に入れます。

中袋への入れ方ですが、お札の人物の目線が下向きになるようにとか、中袋を開いた時に裏面が出るようにするなどと、いろいろな説がありますね。

まあ、そこまでこだわらなくてもいいのではないかと思います。

中袋の金額と住所氏名の書き方

中袋の表中央に、金○○円也と金額を書いて、裏には中央より左がわの下部に自分の住所と氏名を書いておきます。

これは、相手の方が御仏前の袋を開いたときに、どなたからいただいのかを分かりやすくするためです。
このときの数字は、「金壱万円」などと漢数字を使うのが正式です。

お金を入れたあとに御仏前のそと包みを折って、水引をかけます。
その際の外包みの折り方ですが、下側を先に上側を後から折り重ねます。

上の部分を後から重ねることで、目を伏せて悲しみを表しているのですね。
お祝い事のときは、逆に下側が上にくるように折り重ねます。

さいごに

初盆のお宅にお参りするときの御仏前の相場は、
◆故人が祖父母・叔父叔母・知人の場合 5000円~1万円
・20代や30代前半:5千円程度
・50代以上なら:1万円以上~3万円程度

◆故人が両親や兄弟姉妹
・20代~30代:1万円以上
・50代以上:3万円以上

◆個人がご近所や仕事関係
・50代以上でも、5千円~1万円

夫婦でお参りする際の御仏前は、二人でも一人分の金額で問題ありません。

香典袋の表書きは、「御仏前」「ご佛前」で水引は黒白や双銀(銀色)、藍銀などの不祝儀で結び切りかあわじ結びです。

お金の入れ方は、折り目のついたお札を使って裏表や方向を揃えて中袋にいれます。
中袋には、表に金額を裏に自分の住所と名前を書きます。
地域によって習慣の違いがありますので、そのやり方に合わせるといいですね。

お盆について必要となる常識一般についてまとめています。
お盆のまとめ記事はこちら 
>>>【まとめ】お盆のお供えの意味や飾り方と作り方は?初盆での御仏前の金額やお花は?

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