初盆にお花を贈る時期はいつ?お花の色と種類は?

供花

今年、初盆を迎えるお宅にお花を贈ろうと思うけど、いつ贈ったらいいのか、贈る時期に迷っていませんか。

初盆は四十九日を迎えた後の、初めてのお盆だと知っていてもそれがいつなのかは意外と知らないものです。
お盆は新暦と旧暦で時期が違うことも、ピンと来ませんね。

花屋さんの店先には色とりどり、沢山の種類のお花が並んでいますが、その中から贈るお花を選ぶのも悩みますね。

初盆に贈るお花の色にきまりがあるのかや、どの種類を選んだらいいのか?選んではいけないお花があるのか?などいろいろと思い悩んでしまいます。

この記事では、初盆のお花を贈る時期と色や種類などの選び方についてお伝えします。
参考にしてくださいね。

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初盆のお花 贈る時期はいつ?

初盆(はつぼん)は、故人が亡くなって四十九日の忌が明けて後、初めて迎えるお盆のことです。

初盆は、地域により新盆(にいぼん)とも呼ばれ、通常のお盆よりもより丁寧に霊を迎え、僧侶や親戚と法要が行われます。

お盆の時期は日本中で同じではなく、7月と8月に地域によって分かれています。
本来お盆は7月なのですが、暦が新暦に変わったときに農作業が忙しい時期に重なったため、8月にお盆を行う地域が増えました。

お盆の時期を大まかに分けると
・東京とその周辺の地域:7月(新暦)7月13日~15日(16日)
・それ以外の地域:8月(旧暦)8月13日~15日(16日)
となっています。

ですが、実家にお盆の時期を合わせているお宅や、地域によっては細かく時期が違うこともあります。
また、四十九日を迎えていない場合には初盆(新盆)は翌年になるので、気をつけてくださいね。

初盆にお花を贈る際には、そのお宅のお盆の時期がいつなのか確認してその前日にお花が届くようにします。

前もって初盆の法要日を確認してお花を贈る時期を連絡しておけば、贈られるお宅も準備するお花の量を調節することができますし、確実に受け取ってもらえますね。

初盆に贈るお花の色に、きまりはあるの?

お花屋さんの店先には、色とりどりのお花が並んでいます。
その中からどの色を選んだらいいのか迷いますね。

初盆のお花は、白や白を基調にした淡いピンクやグリーンなどの抑えた色調でまとめるのが一般的です。

よく使われるのは、白のテッポウユリやスカシユリ、カサブランカなどのユリ類や白の菊などです。

高貴で清らかなイメージの白ユリは、メインのお花として初盆にふさわしいのですが、花粉には注意してくださいね。

華やかな大きなお花をメインに選んだら、白や淡い紫や淡いピンクなどのカーネーションやトルコキキョウ、かすみ草などを添えてアレンジメントします。

かわいらしくしたいときは、純白でまん丸のピンポンマムに八重咲きのガーベラなどを合わせるのもいいですね。

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初盆に贈るお花は、花束でも良いのですが、アレンジメントの方が重宝されます。
アレンジメントは、かごなどの器にバランスよく生けてあり、花器がなくてもどこにでもすぐに飾ることが出来ます。

改めて生ける手間がいらないので、初盆の法要など準備で忙しいご家族にも手間を取らせずにすみますね。

初盆に贈るお花の種類は何がいい?

初盆のお花の種類に決まりはありませんが、香りのきついものや毒のあるものを選んではいけません。
また、バラなどの棘があるものは必ず棘を取り除いておきます。

お盆は夏の暑い時期ですので、なるべく傷みにくい種類のお花がいいですね。
そういった意味では、リシアンサス(トルコキキョウ)やカーネーション、アルストロメリアにスターチスなどが選ばれることが多いです。

同じ種類のお花でも一重や八重、スプレータイプなどでイメージが全く違いますし、メインのお花に何を選ぶかでも雰囲気が変わりますよ。

故人が好きだったお花の種類から、なるべく淡い色合いのものを選んでアレンジするのもお勧めです。

夏の花の代表と言えばひまわりですね。
故人が大好きだった花だから、ひまわりをお供えしたい!と思われるかもしれませんが、華やかな色を初盆にふさわしくないと考えるご家族やご親族もいらっしゃいます。
そう考えると避けた方が無難です。

例えばご家族から、初盆が寂しいのは嫌だから、なるべく明るいお花がいいと言われたらひまわりでも全然問題ないですよ。

初盆のお花につける名札の書き方

お花屋さんで初盆の籠盛りのアレンジメントを出来上がったら、名札を添えてもらいましょう。

差し込み式のカードに「御供花」または「初盆御供花」として、下に自分の名前を入れます。
相手のお名前やその他のメッセージは不要です。

たいていの花屋さんでは、名札を何種類か準備してありますので、仏事用のものか、白無地、華美でない薄い色のものを選ぶと良いですよ。

さいごに

初盆(新盆)は、四十九日があけた後にはじめて迎えるお盆です。
お盆は地域によって7月か8月かで違いますので、お花を贈るお宅の時期や、今年が初盆なのかを確認して送るようにします。

初盆にお花を贈る時期は、お盆の前日に届くようにします。
初盆にお花を届ける時期を前もって伝えておけば、準備もできますし確実に受け取ってもらえますよ。

故人を偲んで贈る初盆のお花は、色は白を基調にした淡い紫やピンクなどにするのが無難です。

初盆に贈るお花の種類にきまりはありませんが、匂いのきついものや毒のあるものは避けて、棘があれば取り除いておきます。

夏はお花が傷みやすいので、トルコキキョウ(リシアンシス)やカーネーション、スターチスなどの比較的丈夫な花を選ぶといいですよ。

■お盆について必要となる常識一般についてまとめています。
お盆のまとめ記事はこちら

お盆の行事は、しきたりや習慣、決まり事があって何だか難しそうだと感じますね。 この記事では、お盆のお供えのお膳や野菜の飾り方、牛馬や迎え火の意味や方法などをまとめました。 また、初盆での御仏前やお花の送り方についてもお伝えしますので参考にしてくださいね。


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