お盆にお供えする野菜の種類と意味は?水の子の作り方も!

夏野菜

お盆に野菜をお供えしたいけれど、何を選んだらいいかで迷っていませんか。

お盆にお供えする野菜の種類で、必ず選んだ方がいいものや、これはお供えしてはいけないものがあるのか、気になりますね。

この記事では、お盆のお供えに選びたい野菜の種類や、お盆に欠かせない野菜の意味や特徴についてまとめました。

それぞれの野菜について知ることで、お盆のお供えの野菜を選ぶ気持ちが変わりますよ。
また、お盆に欠かせないお供え「水の子」の作り方も紹介しています。

なすやきゅうりなどの身近な野菜を使って、時間をかけずに簡単にできますよ。
作ってお供えしてくださいね。

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お盆にお供えする野菜の種類は何がいいの?

お盆の仏壇には、お花やお菓子などと一緒に野菜もお供えしますね。

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どの野菜を選んだらいいのか気になりますが、お供えする野菜の種類に特別なきまりはありません。

よく選ばれているのが、かぼちゃやきゅうり、なすなどの夏野菜です。
お盆に野菜をお供えするのは、昔からの習慣ですが、元々は自分たちで作った野菜を収穫してお供えしていました。

収穫した野菜を「仏さまにも召し上がっていただきたい」「こんなに沢山収穫できたのはご先祖様のお陰です」という感謝の気持ちを込めて、お供えしていたのですね。

ですから、現在でもいちばん身近で手に入りやすいきゅうりやかぼちゃ、なすなどの種類が選ばれています。

他の種類では、とうもろこしやスイカにサツマイモや、故人が好きだった野菜をお供えするのもいいですね。

地域によっては、かんぴょうや干ししいたけなどの乾物類もお供えされています。

乾物類が選ばれるのは、お盆は7月8月の丁度暑い時期なので、傷まないものが安心ということが大きいです。

トマトやニンニクも夏野菜ですが、トマトは傷みやすいですし、ニンニクは匂いがきついです。
このように日持ちが悪いものや、匂いがきつい種類の野菜は避けた方がいいですね。

お盆の時期になると、デパートやスーパーにお供え用の野菜のセットが売り出されます。

きゅうりやなすに豆、小さなスイカやかぼちゃなどの色々な種類の野菜が、セットになって綺麗に並べられています。

お供えの野菜を、少しずついろいろな種類を集めるのは意外に大変ですし、スイカやかぼちゃを飾りたいけど大きすぎて無理な時にも、野菜セットは飾りやすくて便利ですよ。

お盆にお供えする野菜の意味は?

お盆にお供えする野菜には、それぞれの意味や特徴があります。
意味を知ってお供えすることで、仏さまやご先祖さまへの気持ちをこめることができます。
お盆には、それぞれの野菜の収穫に感謝して、お供えしたいですね。

きゅうり・かぼちゃ・すいかなどのウリ科の野菜

きゅうりやかぼちゃにすいかは、全てウリ科なのですね。
ウリ科の野菜は、種子が多いのが特徴ですがそこに意味があります。

お供えする意味は、一粒の種子が発芽して育って多くの実をつけたら、その一つ一つの実にまた沢山の種子が入っています。

一粒の種子が数百個、数千個に増えることから生命力を感じますし、大地の恵みに感謝することになります。
そういった意味からお供えにはかかせません。

カンピョウもウリ類ですが、栄養的にバランスが取れていて、夏バテ防止にいいと言われています。

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なす

なすは、花が咲くと必ず実がなるのが特徴ですし、いろいろな料理に使えることに意味があります。

天ぷらや煮物、焼きなすに汁物とどんな調理方法でもおいしく食べられますね。

無駄花がなく、万能に使える万能野菜のなすは夏の体力増進に欠かせないことから、お供えとしての意味があるのですね。

さつまいも・さといもなどのイモ類

サツマイモや里芋などのいも類は、収穫されるまでは土の中です。
大きくなるまで外からは見えませんが、着実に育つことから生命力を感じられますね。

歴史的に見ても、さつまいもは食料が無い時代でも人々を救ってくれた大切な食品という意味でお供えしたいですね。

いんげん・ささげなどの豆類

いんげんやささげなどの豆類は、細く長いさやに豆が入っています。
一粒の豆が生長して多くの実を結び、そこからまた多くの豆ができます。

そのことから、人生も細く長くまめに働いて、多くの実を結べますように、ご先祖さまも見守ってくださいという意味があります。

お盆に野菜のお供え「水の子」の作り方

お盆のお供えには野菜をそのままお供えしても良いですが、「水の子」と呼ばれるお供え物は、作り方も簡単で身近な野菜で手軽にできます。

お盆にお供えする「水の子」の作り方は、さいの目に切ったきゅうりやなすなどの野菜と洗ったお米を混ぜて、蓮の葉の上に盛り付けるだけです。

水を張った器に蓮の葉を敷いて野菜を盛り付けることで、ご先祖様が水に困らないようにという願いや水の浄化で供養になると言われています。

野菜やお米の一粒一粒が、ご先祖様だけではなく無縁仏など多くの精霊に供養になるのですね。

また、自分たちが作ったきゅうりやなすなどの作物とお米を、仏教と縁の深い蓮の葉に乗せてお供えすることで、喜びや感謝をあらわす意味も込められています。

お盆に野菜のお供え「水の子」の作り方手順

準備するもの
・きゅうりやなす(とうもろこしやかぼちゃでもいいです)
・蓮の葉又は里芋の葉(なくても大丈夫です)

野菜のお供え「水の子」作り方

1.きゅうりやなす、かぼちゃを賽の目に切ります。
2.なすは、さっとお湯に通したあと冷水で冷やします。
  こうすることで、アクによる変色がしにくくなります。
3. 切った野菜と洗ったお米を混ぜ合わせます。
4. 水を少し入れた器に蓮の葉を敷いて、その上に3を盛り付けてできあがりです。

蓮の葉や里芋の葉は、手に入りにくいので無くても大丈夫ですよ。
その場合は、水を入れた器にそのまま盛り付けます。

最近は、蓮の葉の形をした器や人工の蓮の葉も売っていますので、そういったものを使うのもいいですね。

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さいごに

お盆にお供えする野菜の種類にきまりはありません。

きゅうりやなすなどの身近で手に入りやすい野菜でいいのですが、傷みやすい種類や匂いがきついにんにくなどは避けた方がいいですね。

お盆にお供えする野菜にはそれぞれの特徴があります。
それを知ることで、お盆に野菜をお供えする意味がわかりますね。

野菜をそのままお供えするのもいいですが、「水の子」と呼ばれる野菜を使ったお供えは作り方もまぜるだけと簡単なので、手軽に手作りすることができますよ。

お盆にお供えする水の子には、野菜やお米の一粒一粒に多くの精霊に対する供養の気持ちが込められています。
作り方を紹介していますので、お盆にお供えしてみませんか。

■お盆について必要となる常識一般についてまとめています。
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