夏バテ解消のための梅干しや甘酒の効果と解消に役立つ食材は?

梅干し

夏バテ解消には梅干しがいいって聞くけれど、どんな効果があるのか気になりますね。

夏場食欲が落ちたときでも、梅干しのおにぎりやお茶漬けならサラサラ食べられて、食欲が出てきます。

また、最近ちょっとした甘酒ブームですね。
名前にお酒がついてるけど、子どもが飲んでも大丈夫なのか疑問に思っていませんか。
甘酒が夏バテ解消に効くのかも知りたいところです。

この記事では、夏バテの解消で梅干しにどんな効果があるのかや、甘酒がどんなもので栄養があるのかなどについてまとめました。

また、夏バテ解消に役立つ栄養素を含む食材についてもお伝えします。
夏バテ解消に役立ててくださいね。

スポンサーリンク

夏バテ解消には梅干しで食欲アップ

夏バテで食欲が無いとき、どうしていますか。
無理に食べようとしても気持ちが悪くなってどうしても食べられないときってありますよね。

夏バテで食欲がなかったり、胃がもたれるなんていうときは、梅干しを試してみてください。

梅干しを見るだけで唾液が出てきますが、酸味には胃を刺激して動きを活発にさせる力があるので食欲が出てきますよ。

梅干しの酸っぱさとさっぱり感で自然に食欲が出てくるのと、胃の動きが良くなることで消化も促進されて胃もたれも防いでくれます。

梅干しに豊富に含まれているクエン酸には、疲労物質をエネルギーに変えたり、汗で流れ出たカルシウムの補給を助ける働きもあるので夏バテ解消になりますよ。

発酵食品の梅干しには、整腸作用もあるので便秘や下痢の解消も期待できるのです。

梅干しをそのまま食べてもいいのですが、料理に使えるのも嬉しいですね。
梅干しは抗菌作用が高いので、食中毒の予防にもなるのでおべんとうに入れても大丈夫です。

梅干しを使った夏バテ解消おかず

こいわしのまるごと煮

いわしは、ビタミン、葉酸、鉄分、DHA、EPAが含まれている栄養価が高い魚です。
糖質をエネルギーに変換するビタミンBや、皮膚と粘膜を保護するビタミンA、血液さらさら効果のあるEPAなど夏バテ解消に最適な食材です。

いわしをまるごと柔らかく煮れば、頭から尾まで骨ごと食べられるのでカルシウムを多くとることができますよ。

いわしを煮るときに梅肉を加えると、酸の力で骨まで柔らかくなりますし、味に深みが出て魚の臭みもとってくれます。

山芋とオクラの梅肉和え

生の山芋と茹でて輪切りにしたオクラを梅肉で和えたさっぱりおかずです。

ネバネバ食材の山芋やオクラには、胃腸の粘膜を守る効果があるので梅肉と一緒に食べることでますます夏バテ解消が期待できますね。

山芋のサクサク感とオクラのどろっと感に梅肉の酸っぱさが一緒になって、喉を通りやすいので、食欲が無い時でも食べられますよ。

【関連記事】山芋などのネバネバ食材の効果をまとめています。

夏バテしないためには、食事をどうすればいいのか分からず悩んでいませんか。 この記事では、夏バテしないために、どんな食材を積極的に食べた方がいいのかや、その働きについてまとめました。 また、夏バテしない食事のメニューはどうしたらいいのかについてもお伝えします。

夏バテ解消に甘酒が効く

夏バテして何もノドを通らないときは、甘酒がおすすめです。
甘酒は冷やしても温めてもおいしくて栄養もあるので、夏バテ解消にいいですよ。
甘酒には2種類あります。

米麹でつくる甘酒

お米に米麹と水を加えて数時間発酵させてつくる甘酒で、アルコール分はありません。
砂糖を加えていないのに、ほんのりとやさしい甘みはお米のデンプンの甘さです。

お米のデンプンを麹菌でブドウ糖やオリゴ糖に変化させるので、お米をそのまま食べた時には分からない甘みを感じることができるのです。

米麹の甘酒にはビタミンB群や葉酸が含まれていて、ブドウ糖はすぐにエネルギーに変わるので「飲む点滴」と言われているくらい栄養価が高いのです。

米麹はお米を蒸して麹菌を繁殖させて作ったもので、味噌やみりんに日本酒も米麹を発酵させて作ります。

酒粕からつくる甘酒

酒粕は日本酒、お米と米麹と酵母を混ぜて発酵・熟成させた後に醸造アルコールを加えて日本酒をつくるときに出た絞りかすです。
その酒粕に砂糖と水を加えて作ったのが酒粕甘酒です。

米麹甘酒と酒粕甘酒の比較

米麹甘酒はアルコールゼロでほんのりとお米本来の甘さですが、酒粕甘酒はアルコール分が少しあってツンとしたアルコール臭があります。

栄養はどちらも高いので夏バテ解消に適していますが、酒粕甘酒の方が食物繊維やたんぱく質が豊富で、米麹甘酒より栄養価がより高く美容やダイエットに効果があります。

味は米麹甘酒の方がやさしい甘さでクセが無くて幼児でも飲めますが、酒粕甘酒は若干のアルコール分で少しクセやコクがあるので、好みが分かれるところですね。

甘酒のアレンジ

甘酒はそのまま飲んでもいいのですが、少し手を加えることで栄養価がプラスされて夏バテ解消におすすめですよ。

■豆乳や牛乳で薄める
濃くてドロドロした濃縮タイプの甘酒は、通常は水で薄めて飲みますが、豆乳や牛乳で割ることでたんぱく質やカルシウムにビタミンもプラスすることができます。

■グラノーラやドライフルーツやナッツを加える
甘酒にグラノーラやドライフルーツ、ナッツを加えることで、食物繊維やビタミンなどをプラスできてお腹にもたまるので朝食にもなります。
これなら食欲が無いときでも食べられるので栄養不足を解消できますよ。

夏バテを解消する食材は?

夏バテすると食欲が無くなって、食べないことで益々疲れがたまる悪循環になりますね。

夏バテ解消に役立つ栄養素が多い食材を食べることで、食欲が無いときでも効率良く必要な栄養を取ることができますよ。

ビタミンB群を多く含む食材

ご飯や麺類にパンなどの炭水化物や清涼飲料水やお菓子などの甘い物の糖質をエネルギーに変換してくれるのが、ビタミンB群、特にビタミンB1です。

エネルギーに変えられずに糖質のままで体に溜め込んでしまうと、乳酸などが溜まって疲れやすくなります。

特に脳はエネルギーを多く必要とするので、足りなくなるとイライラしたり集中力が無くなったりするのですよ。

ビタミンB1を多く含む食材は、豚肉やうなぎ、たらこやナッツ類です。
豚肉のビタミンB1は牛肉の10倍の含まれていますし、たんぱく質も多いので夏におすすめの食材ですね。

ビタミンBには、疲労回復の効果もあるので、体がだるいときや昼間でも眠気がとれない、やる気が出ないときに積極的に食べるといいですよ。

ビタミンCやクエン酸を多く含む食材

暑いというだけで疲れますし、外の暑さとクーラーが効いた部屋との温度差でも体はストレスを強く感じて夏バテしてしまいます。

ストレスに対する抵抗力に欠かせないのが、ビタミンCです。
ビタミンCには皮膚のハリを高めたり、美白効果があるので夏に取りたいですね。

ビタミンCが多く含まれる食材は、ブロッコリー、ピーマン、ほうれそう、イモ類などです。

消化酵素を多く含む食材

せっかく夏バテに効く食材を食べても胃腸の調子が悪くて消化してくれないと意味がありません。

消化酵素のアミラーゼを多く含む食材を食べることで、胃腸の調子を整えてくれます。
アミラーゼを多く含む食材は、ブロッコリー、かぼちゃ、大根、バナナなどです。

スポンサーリンク

さいごに

夏バテ解消には、梅干しが効果的です。
梅干しのクエン酸には疲労物質をエネルギーに変えたり、汗で流れ出たカルシウムの補給を助ける働きもあるので、夏バテ解消になりますよ。

体がバテて何も食べたくないときには、甘酒がおすすめです。
甘酒には米麹甘酒と酒粕甘酒がありますが、どちらも栄養価が高く夏バテ解消に効果があります。

甘酒に豆乳やグラノーラやナッツを加えると栄養価があがり、腹持ちも良くなるので朝食や食欲が無いときにおすすめですよ。

夏バテ解消に役立つ食材を積極的に食べることで、食欲が無いときでも効率良く栄養を取ることができます。
疲労回復に役立つ豚肉やうなぎ、ストレスに対する抵抗力を高めるピーマンやほうれん草、消化を助けるかぼちゃやバナナなどを食べるといいですよ。

夏バテ解消に効果がある食材を積極的に食べて、食欲不振や疲れを解消して、夏を元気に乗り切りたいですね。

■ 夏バテの予防や解消方法についてまとめています。
夏バテのまとめ記事はこちら

夏は食欲が無いからと、食べないでいるとますます体力が無くなって病気の原因になることもあります。 まずは夏バテの症状や生活習慣をチェックして、食事や運動などを見直すといいですよ。 この記事では、夏バテの症状や原因と食事や睡眠での予防や解消方法をまとめました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする