オーブンレンジは、レンジ・オーブン・グリル機能があって、使える容器と使えない容器に違いがあります。
パナソニックのビストロのグリル機能を使った両面や下面焼きでは、レンジ加熱をするために金属容器やアルミホイルは使えないので気を付けてくださいね。
自動メニューでは、レンジからグリルに途中で切り替わる調理も多いので、きちんと理解して容器を選ぶようにしましょう。
この記事では、レンジとオーブンで使える容器とダメなもの、ビストロのグリルでアルミホイルが使えない理由をまとめました。
また、レンジ・オーブン・グリル全てで使える、私のオススメ容器をお教えするので参考にしてくださいね。
レンジとオーブン容器 使えるものとダメなものは何?
電子レンジでの容器
毎日使っている電子レンジですが、使ってはいけない容器が何かわかりますか?
レンジは直接火にかけるわけでも、ヒーターで炙るわけでもありませんから、何でも大丈夫な気になってしまうので気を付けてくださいね。
電子レンジで使える容器
■磁気・陶器(電子レンジで使えるもの)、耐熱ガラス
■耐熱140℃以上のプラスチック、シリコン容器
陶器や磁器はそれぞれの耐熱温度に違いがあるので、電子レンジOKのものを使いましょう。
気が付かないうちに、ヒビが入っていたなんていうこともありますよ。
シリコン容器は、一時期ブームになったシリコンスチーマーのあの柔らかいゴムのような、材質でできている容器です。
数千円のものから100円まで値段に幅があって、どれを選んでいいか迷いますが、発ガン物質が検出されたというニュースもありましたので、あまりにも安いものは避けた方がいいですね。
電子レンジで使えない容器
■金属製の容器、アルミホイル
■耐熱140℃未満のプラスチック
■ポリエチレン、メラミン、ユリア樹脂、フェノール、
ポリエチレンやメラミンの食器は目にしますが、フェノールやユリア樹脂と言われてもなんのことかわかりません。
逆を言うと、レンジOKと表示があるものだけ使うようにすると間違いがありませんね。
■漆器、木製、紙製、ガラス(耐熱性のないもの)
レンジが身近になり過ぎて、何でも使ってしまいそうな気分になる自分が怖いです。
そうならないように、気をつけなければと思います。
■金銀や色絵の陶器や磁器
おかずの温めで電子レンジを使ったら、火花が散ったなんてことはありませんか?
私は何度かあるのですが、そのたびに「また、やってしまったぁー」と反省するのに、次回にはまたついうっかりやってしまう、の繰り返しです。
そうなのです!金銀の模様が入った、陶器や磁気のお皿や器です。
何回も繰り返すうちに金銀がはげて、火花が散らなくなりました。
金銀でなくても色絵の模様のものは剥げたり、表面的には分からなくてもヒビが入ったりと、電子レンジ対応ではない陶器や磁器は多いです。
できるだけ電子レンジOKの表示があるシンプルなものを使うようにしてくださいね。
■アルミホイル
アルミホイルは焦げ防止で食品の一部分に使う分には、庫内の壁面に触れないようにすれば問題ありませんが、できるだけ使わないようにする方がいいですよ。
使うと火花が飛び散って、最悪故障してしまうこともあります。
オーブンでの容器
オーブンは電子レンジと異なり、ヒーター加熱で庫内の温度は300℃になることもあるので、それに耐える材質でなければいけません。
オーブンで使える容器
■磁器(オーブンで使えるもの)、耐熱ガラス、ほうろう製
■シリコン容器(耐熱温度の範囲内)
■金属製の容器、アルミホイル
■クッキングシート
クッキングシートは紙なのに燃えないの?と思われるかもしれませんが、シリコン樹脂加工がしてあるので大丈夫なのですね。
ただし、250℃を超えたり、長時間加熱すると焦げる場合もあるので注意が必要です。
私はオーブン料理のときは、必ずクッキングシートを使うんですよ。
天板へのこびりつきが防げるし、何と言っても後片付けが楽なのです。
フッ素加工してあるグルメ皿の保護にもなるので、手放せません。
ビストロのグリルでアルミホイルを使えないのはなぜ?
オーブンレンジのビストロは、両面焼きと下面焼きではアルミホイルや金属製の容器は使えないので注意してくださいね。
オーブントースターだと、ホイル焼きとか普通に使ってるけどどうして?と思いますよね。
ビストロもグリル上面(片面焼き)で、上部のヒーターだけを使う場合はアルミホイルや金属容器も使えるのです。
金属容器やアルミホイルが使えないグリル両面・グリル下面
ビストロでは、グリル料理で下面を加熱する場合はレンジ加熱するので金属容器やアルミホイル、金串などは使えないので注意してくださいね。
グリル両面(両面焼き)では、上からはヒーター加熱で下からレンジ加熱をします。
グリル下面(片面焼き)では、下からレンジで加熱するのですね。
グリルで上面だけ焼く場合は金属容器やアルミホイルの使用できますが、最初に両面焼きやレンジで加熱した後、上部に焼き色をつけるなんていうときは、使えません。
特に自動メニューだと自分で切り替えをしないために、どの機能を使っているのかが分かりにくいので、気を付けてください。
分かってるつもりでも、つい間違えることって多いんですよ。
オーブントースター気分で「鮭のホイル焼き」とか「焼き芋」を作ろうと、お手軽にアルミホイルに包んで焼こうとグリル皿に並べます。
で、ついうっかりグリルの両面焼きを選んでしまい、「あっ!いけない」って思うことが、私にも何回かありました。
グリル両面焼きの方が早く焼けるので、つい選んでしまいがちですからね。
慣れないうちはレシピを確認しますが、慣れてくるとだんだんいい加減になってしまうので、ホント気を付けてくださいね。
レンジ容器のおすすめは、耐熱ガラス製容器
レンジにオーブン、グリルにスチーム、あれこれあって分からない。
オーブンレンジでの、全ての調理に使える容器はないの?って思いますよね。
耐熱ガラス容器は全てに使える
私のおすすめは、オーブンレンジでの調理、全てに使える「耐熱ガラス製容器」です。
電子レンジ、オーブン、スチーム機能の全てに使えますよ。
耐熱ガラス製は、そのまま食卓に出して器として使ってもキレイですし、油分などの汚れも取れやすくキズも付きにくいので、とても便利です。
私はボウルにグラタン皿、平皿、蓋つきキャセロールなど少しづつ増やしながら使っています。
調理の状態がひと目で分かるところも気に入っています。
横からも裏からも混ざり具合や加熱の状態などが分かるんですよ。
気を付けたいのが、急な温度差です。
オーブンから取り出した熱々を冷水に付けるなんてことをしたら、ヒビが入るかもしれないので、粗熱を取ってから冷やすようにしてください。
また耐熱ガラスでもオーブン用・電子レンジ用・熱湯用と区別してるものは、それしか使えませんので注意してくださいね。
ひき肉を丸めないで、ガラスボウルに詰め込んで焼くだけ「簡単ハンバーグ」の作り方です。
小さなガラスボウルは、野菜やきのこ類に火を通したり卵を炒り卵風にできたりと、重宝します。
ひとつあると、とても便利ですよ。
さいごに
レンジやオーブン容器には、使えるものと使えないものがあります。
陶器や磁器では金銀に色絵、使えると言われてるものでも温度制限があったりするので、気を付けてくださいね。
ビストロのグリルでは、両面焼きと下面焼きではレンジ加熱になるので金属容器やアルミホイルが使えません。
上面焼きだけのばあいは、グリルのヒーター加熱だけですので「ホイル焼き」などを作るときは、設定を間違えないようにしてください。
私のおすすめ容器は、耐熱ガラスです。
オーブン料理にレンジにグリルといろいろに使えるうえに、食卓にそのまま出してもオシャレなので便利ですが、レンジ専用や熱湯専用のあるので注意が必要です。