今年の夏は緑のカーテンをゴーヤで始めようと思っても、いつ種を撒いたらいいのか苗を植えるなら時期はどのくらいがいいのか気になりますね。
せっかく緑のカーテンを作っても、夏の暑い時期に間に合わなければ意味がありません。
ゴーヤといっても、細長いものや短くてずんぐりしたものなど色々な種類がありますね。
緑のカーテンを作るときの、ゴーヤの種類による違いも気になるところです。
この記事ではゴーヤで緑のカーテンを作るための、種まき時期とゴーヤの種類や特徴をまとめました。
またゴーヤ以外で一緒にサブ的に植えられる、緑のカーテンに適した植物についてもお伝えします。
ゴーヤ以外のものをプラスすることで、また違った雰囲気の緑のカーテンを楽しめますよ。
緑のカーテンをゴーヤで作るときの種まき時期は?
緑のカーテンづくりでは、ゴーヤが育ってつるを伸ばして葉が茂る頃に、夏の熱さの盛りの7月~8月に丁度合うようにするのが目標です。
ゴーヤの種まきの時期
夏の暑い時期にゴーヤのピークを合わせるためには、逆算して種を撒きます。
日本は南北に長いので、地域によって種を撒く時期が違います。
■種をまく時期
・沖縄や鹿児島などの亜熱帯地域:3月下旬~5月下旬
・温帯地域:4月中旬~6月上旬
・寒地の東北地方など:5月上旬~6月中旬
・北海道:5月上旬~6月下旬
ゴーヤは発芽するための適温が20℃~28℃とされているので、1日のうちで20℃より下がることがなくなった頃が種まきの時期と言えます。
できれば最低気温が25℃くらいの方がゴーヤは発芽しやすくなります。
種を撒くと早くて4日、遅い場合は一週間から10日程度で芽がでます。
この時期に最低気温が20℃を下回る地域では、種をまいても発芽しないことがあります。
苗を植える時期
ゴーヤの種をまく時期を待っていたら、夏の暑い時期に緑のカーテンが間に合わない地域では、苗を購入して植えるといいですね。
また種まきしたけど発芽しない場合や、なるべく手間を省いて上手に緑のカーテンを作りたい人には、苗から育てることがおすすめです。
苗を植える時期も、最低気温が20℃を超えるようになってからです。
ゴーヤは寒さに弱いので、1日の最高気温と最低気温の差が激しい地域や時期では注意してくださいね。
緑のカーテンに植えるゴーヤの種類は?
ゴーヤは種類によって、実の形や色、苦みが強い弱いなどの違いがあります。
苦みは種類だけでなく、収穫する時期や肥料、太陽のあたり具合などによっても変わってくるのですね。
ゴーヤの種類で、代表的なものを紹介しますね。
実がたくさんなる「あばしゴーヤ」
スーパーなのでよく見かける種類で、中央が膨らんでずんぐりしていて、イボイボが大きいゴーヤです。
長さは20~30センチ前後、直径は7~9センチ程度で、実は肉厚で苦みは強くありません。
節なりではありませんが1株で20個~30個と実がよくなり、丈夫で栽培しやすいのが特徴です。
沖縄原産でとても一般的は種類なので種、苗ともにどこでも手に入れることができますし、値段もお手頃です。
あばしゴーヤは葉が小さめなので、緑のカーテンとして陰をつくるのにちょっと物足りないかもしれませんが、実をたくさん収穫したい人にはおすすめの種類です。
葉が大きい「中長れいし」
「さつま大長れいし」というひょろりときゅうりのように長い種類のものより少し短くて「あばしゴーヤ」より長い、中くらいの長さの種類ということで「中長れいし」という名前です。
長さは20~30センチ前後で直径は5センチ程度と、あばしゴーヤよりスラリとしています。
沖縄原産で病気や害虫に強い種類ですが、寒さに弱いので寒冷地での種まきや苗の植え付けでは注意してくださいね。
発芽の適温は25℃~30℃と、他の種類のゴーヤに比べて少し高めです。
中長れいしは独特の苦みがあって、実のなる数は少ないのですが、葉が大きいのが特徴の種類です。
大きな葉が光をしっかりと遮ってくれるので、緑のカーテンにはとても向いている種類です。
白いものや2色のゴーヤ
「あばしゴーヤ」「中長れいし」「さつま大長れいし」の他にも、沢山の種類のゴーヤがあります。
白い実がなる「白れいし」や30センチ程度の大きな実で白もある「願寿」。
オレンジとグリーンの2色の色が楽しめる「2色マジックゴーヤ」や手のひらサイズの「すずめゴーヤ」などいろいろあります。
これらの種類のゴーヤを選ぶと個性的な緑のカーテンになりますね。
緑のカーテンをゴーヤ以外の植物と一緒に植えるのは?
緑のカーテンをゴーヤだけでつくるのもいいけれど、ゴーヤ以外の植物と一緒につくることで楽しさが増しますよ。
ゴーヤ以外のものと一緒につくることで緑のカーテンが華やかなったり、葉の量を増やしたりすることができます。
ゴーヤ以外に「朝顔」をプラス
ゴーヤ以外のつる性の植物で、花を楽しむといえばやっぱり朝顔ですね。
緑のカーテンにはとても適していますし、種子まきの時期もゴーヤと同じ5月~6月です。
朝顔はゴーヤに比べて葉は小さいので、ゴーヤの葉とのコントラストが楽しめますよ。
育てるのも簡単ですし、毎朝花が開いてくれるのも魅力的です。
ゴーヤの緑の中に、朝顔の花がポツポツと色でアクセントを入れてくれるのでとても華やかな緑のカーテンになりますよ。
ゴーヤ以外に「フウセンカズラ」をプラス
フウセンカズラはその名のとおり、直径2センチ程度の黄緑色の風船のような実をつけます。
ゴーヤ以外で一緒に植える植物では、可憐さでは一番です。
白い小さな花と葉も小さめで、黄緑色で風船のような実とともに、とても涼やかです。
このフウセンカズラだけでしたら緑のカーテンとしては物足りないのですが、一緒に植えることでゴーヤにはないかわいらしさをプラスすることができます。
ゴーヤ以外に「キュウリ」をプラス
ゴーヤ以外のつる性の野菜と言えば、キュウリですね。
キュウリは、ゴーヤに比べて実が早くに終って、下の方の葉が落ちてしまうので単品では緑のカーテンには物足りません。
ゴーヤより虫がつきやすいのが難点なので、枯れたら早めに取り除くのがポイントです。
このようにゴーヤ以外の植物を一緒に植えるときは、それぞれの種類の特徴を補えるものを選ぶといいですね。
さいごに
ゴーヤの発芽温度は20℃~28℃なので、できれば最低気温が25℃くらいの時期に種まきするといいですね。
夏の暑い盛りに、ゴーヤの緑のカーテンのピークを合わせるのが目標です。
寒冷地などで気温が上がるのが待てない地域や、種から育てるのが難しい場合は市販の苗を植え付けると失敗しなくてすみますよ。
ゴーヤには多くの種類がありますが、代表的なのが「あばしゴーヤ」と「中長れいし」です。
「あばしゴーヤ」は多くの実をつけますが葉が小さく、「中長れいし」は実の数は少ないけれど葉が大きいのが特徴です。
実を多く収穫したいか、緑のカーテンの機能を重視するかで選ぶといいですね。
また、ゴーヤ以外のつる性植物でゴーヤと一緒に植えるとよいのが、朝顔やフウセンカズラだというのもわかりました。
ゴーヤの種まきや植付けの時期を逃さず、夏には緑のカーテンができるようにまずは最低気温のチェックですね。
■緑のカーテンのゴーヤの育て方をまとめています。
緑のカーテンゴーヤのまとめ記事はこちら