今年はベランダでゴーヤを育てて緑のカーテンを作ってみたい、畑でゴーヤを栽培したいと思ってもネットの張り方が分からないっていうことありますね。
ネットを張るのって何だか大変そうだし、難しそうって思いませんか。
確かに支柱をたてたりネットを張らないことには、ゴーヤをきちんと育てることはできませんね。
ですが、実際にやってみたら思っていたほど大変じゃなかったっていうこともありますよ。
私も最初はネットを張るなんて絶対無理と思っていましたが、それほどの苦労もなく無事ゴーヤを育てることができました。
この記事では、ゴーヤのネットの張り方をベランダと一戸建てと畑でまとめました。
参考にしてくださいね。
ゴーヤのネットの張り方、ベランダでは?
緑のカーテンをゴーヤで作るときに困るのが、ネットの張り方です。
ベランダだとスペースが限られますし、ネットを支える支柱もどうやって立てたらいいのか困ってしまいますね。
ベランダにゴーヤで緑のカーテンを作る際のネットの張り方で最適な方法は、つっぱり物干しを利用することです。
「つっぱり物干し」のネットの張り方
つっぱり物干しは、ベランダの床と天井の間に支柱をつっぱって支えるので、天井の高さによって調節することができます。
物干しですから左右に物干し竿を固定するようにできているので、それをそのまま利用できるのが便利ですね。
1.左右のつっぱり棒を立てる
つっぱり棒はまっすぐにしか立てられないものと、斜めにもできるものがあります。
ネットの張り方で、洗濯物を干すスペースが変わってきたりするので、ベランダの使い易さでどちらにするか決めてくださいね。
2.横竿受けのジョイントの高さを調節する
ジョイントを自由に移動できる場合は、なるべく上段の位置になるようにセットします。
3,横竿にネットを通す
ネットを横竿に取り付けるには、ネットの目に交互に縫うように横竿を通すのが、張り方のポイントです。
こうすることでしっかりとネットを横竿に取り付けるができます。
3.横竿をつっぱり棒にセットする
緑のカーテンはゴーヤが成長して実がなると総重量30㎏を超えるので、横竿が落ちてこないようにフックなどで固定させます。
4.ネットの左右をつっぱり棒に留め付ける
ネットがピンと張るように、結束バンドなどでネットの端をつっぱり棒に留め付けます。
ベランダでの緑のカーテンのネットの張り方で注意することは、水やりの水や花殻や枯れた葉などが、階下やお隣に流れて行かないようにすることです。
また、プランターで排水溝を塞いだりしていないかも注意してくださいね。
緑のカーテンでのネット張り方、一戸建てでは?
ゴーヤの緑のカーテンで一戸建てのネットの張り方を、つっぱり物干し以外で紹介しますね。
軒下にフックが付いている場合の張り方
一戸建てでは軒下に物干し用などのフックが付いていることが多いので、それをそのまま利用して、フックにS字管など取りを付けて横竿を通します。
横竿にネットの網目を交互にくぐらせて通したら、そのまま下に垂らします。
垂らしたネットを下に敷くように巻き込んで、プランターを設置して完了です。
この張り方の注意点は、軒下のフックの荷重と、重しとして置くプランターの並べ方です。
プランターだけではネットがピンと張れない場合は、ブロックを重しとして左右に繋ぐといいですよ。
支柱をパイプで組立て棚を作る張り方
藤棚のようにゴーヤの天井ができる、ステンレスのパイプなどで組立てて棚を作る張り方です。
この張り方は一戸建てで、ある程度のスペースがあることと、パイプを組立てるための技術が必要なので誰にでもできる方法ではありません。
ですが、緑のカーテンの木漏れ日の下でバーベキューをしたり、お茶を飲みながらくつろいだりなどができる贅沢な張り方ですね。
一戸建て住宅の二階のベランダまで届く張り方
一戸建ての場合は、多少ゴーヤが伸びても周りに迷惑はかかりませんので、2階のベランダまで届くように緑のカーテンを作ることもできます。
二階のベランダの天井や、要所にアイボルトを取り付けます。
アイボルトは輪になっていて、耐荷重が選べるボルトです。
二階のベランダの天井からネットを垂らしたら、要所要所をアイボルトに固定し、地面にステンレスの園芸用のポールを立てて、留めつけます。
ゴーヤは5メートル程度までは伸びるので、こうすれば一戸建て住宅の1階から2階のまで一面のゴーヤというのも出来ないわけではありません。
ただゴーヤの実の収穫には、はしごが必要ですし、秋の片付けも大変ですね。
ゴーヤのネットの張り方、畑では?
畑でゴーヤを栽培するときのネット張り方では、支柱をしっかり立てられるかどうかが一番のポイントになります。
畑に建築物があればそれを利用すればいいのですが、何も無い場合はまずはしっかりと支柱を立てることです。
合掌式のネットの張り方
合掌式は、苗を植付けるところから離して両側に支柱を斜めに立て、両側の2本の支柱を上部で、逆V字になるように交差させたら固定します。
この逆V字の支柱を横に並べたら、補強のために横の支柱を何本か通して固定します。
ネットは、支柱の両面に結束バンドでしっかりと留めてください。
アーチ式のネットの張り方
合掌式では、畑に植えた苗の両側に支柱を斜めに立てましたが、アーチ式ではステンレスのパイプをまっすぐに立てます。
まっすぐに立てたパイプの上をアーチ型のパイプで繋いだら、横に何本か並べて立てたら補強の横パイプを通して固定します。
最後は全体にネットを掛けてパイプに固定すれば、ネットのトンネルができます。
アーチ式は合掌式に比べて上の部分がスッキリするので、畑に日光が当たりやすくなりゴーヤもよく育ちますね。
直立式のネットの張り方
直立式は支柱を横一列に何本か並べたら、補強の横支柱や斜め支柱を入れて固定し、
ネットはその一面に張ります。
この方法は、合掌式に比べて日当たりが良くなる利点はありますが、強度が弱くて風が強い畑では、倒れてしまうかもしれません。
さいごに
ゴーヤをベランダで育てて緑のカーテンをつくるときのネットの張り方は、つっぱり物干しを利用するのが便利です。
つっぱり物干しなら、ベランダの床と天井を突っ張り棒で固定して、物干し竿にネットを張るだけです。
一戸建てでは、軒下のフックに横支柱をかけてネットを張り、下方はプランターやブロックを重しにしてネットを巻き込んで固定する張り方が簡単です。
スペースがあればパイプを組立てて藤棚のように作ったり、アイボルトで固定して2階までの緑のカーテンをゴーヤでつくることもできます。
畑でゴーヤを栽培するときのネットの張り方には、合掌式やアーチ式、直立式があります。
ベランダや一戸建て住宅、畑などの場所に関わらずネットの張り方で重要なことは、支柱をしっかりと立てて、ネットがたわんだりしないようにピンと張ることです。
そうすることで、ゴーヤはしっかりとつるを伸ばして大きく育つことができますよ。
■緑のカーテンのゴーヤの育て方をまとめています。
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