ゴーヤ収穫の時期の見極めと時間帯は?採れる期間は?

ゴーヤ収穫

ゴーヤの実がなっていて収穫したいけど、いつ採っていいか時期が分からず困っていませんか。
ゴーヤは、収穫の時期の見極めが難しい野菜です。

収穫の時期が早すぎると青臭いですし、少し遅れただけで黄色くなってしまいます。
おいしくて栄養価の高い、最適なタイミングで収穫したいですよね。

この記事ではゴーヤの収穫時期の見極め方法と、採る時間帯によって違いがあるのかについてまとめました。

また、ゴーヤを植えてからの収穫期間がどれくらいなのかもお伝えします。
ゴーヤ収穫の際の参考にしてくださいね。

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ゴーヤの収穫時期の見極めは?

夏の暑さを遮るために、ゴーヤで緑のカーテンを作るお宅が増えてきましたね。
ゴーヤは実を食べる野菜なので、7月になると収穫が楽しみになります。

ゴーヤは熟すまえに収穫する野菜のため、採る時期の見極めが結構難しいのですよ。

収穫のタイミングが少し遅れただけで、ゴーヤの実が黄色くなり始めて、そのままにしていると熟し過ぎて裂けてしまいます。
そうならないためには、毎日観察して収穫の時期を逃さないことです。

ゴーヤの収穫時期

ゴーヤは雌花が開いてから、だいたい2週間程度で実を収穫することができます。
ゴーヤには雌花と雄花があって、雌花しか実になりません。

ゴーヤの収穫時期の見極め方

■表面の色が濃い緑色で、デコボコがはっきりとして艶があるもの
■長さは、「あばしゴーヤ」なら20センチ程度、「中長ゴーヤ」で25センチ程度が目安

ゴーヤは表面の緑色が薄くなると、下の方から黄色っぽく熟してきます。
熟し出すと数時間で黄色になってしまうので、「ちょっと早いかな」と思うくらいの時期に収穫するようにします。

表面の色が緑色のものでも切ってみると、種がオレンジ色っぽく変色していたら熟し始めていますので、次回からは少し早めに収穫したほうがいいですよ。

収穫時期が遅れると黄色になってしまうだけでなく、実がボソボソでおいしく無くなら栄養価も下がってしまいます。

何本か収穫していくうちに、だんだんと収穫時期が分かってきますよ。

ゴーヤの収穫、時間帯はいつがいい?

お店で買う「朝採れ野菜」は新鮮でいいですが、栽培しているゴーヤの収穫に適した時間帯があるのか気になりますね。

ゴーヤに限らず植物は、昼の時間帯は葉っぱで光合成をしています。
光合成は、二酸化炭素を吸収して酸素と糖分を作ります。

その糖分を使って、土の中の栄養分(窒素)をエネルギーに変えて活発に活動しているのです。
活動すると水分が多く蒸発してしまいますね。

夜の時間帯では光合成をしないので、糖分を作らずエネルギーも使いません。
そのため昼間と違って、糖分が少なくて水分や窒素が多い状態になっています。

まとめると
・朝の時間帯に収穫したゴーヤは、糖分が少なくて水分や苦み(窒素)が多い。
・夕方から夜の時間帯に収穫したゴーヤは、甘みが強いけれど水分や苦みが少ない。
ということになります。

光合成の仕組みから考えると、時間帯によってこのような変化がありますが、実際に食べ比べたところで違いは感じられません。

朝の時間帯に収穫するほうが、日にあたっていない分、多少瑞々しいかな?というくらいです。

ゴーヤの収穫の時間帯は、あまり気にする必要はありませんね。
収穫の時間帯よりも、それぞれの実でベストなタイミングを逃さずに収穫するのが一番です。

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ゴーヤの収穫期間はどれくらい?

ゴーヤは、最盛期では一日に数本の実をつけますし、収穫期間も結構長いのです。
収穫の期間は気候によって随分と違いがあります。

ゴーヤの収穫期間

■北海道や東北地方などの寒地:8月上旬~9月の下旬
■温帯地域:7月中旬から10月中旬
■沖縄や鹿児島などの亜熱帯地域:6月下旬から10月下旬

ゴーヤは、発芽するのに必要な温度が25℃~28℃と高めですし、日照時間や気温によって成長にも差がでます。

そのため、早く植え付けができる沖縄や鹿児島などの亜熱帯地域の収穫期間が長くなるのですね。

ゴーヤの収穫

九州の場合は4月~5月に植え付けをして順調に育ち、梅雨開け時期を過ぎるとゴーヤはぐんぐんと成長します。

植付けから2ヶ月程の期間で株が順調に成長すれば、6月の下旬くらいに最初の実がなります。
その頃からぽつりぽつりと、数日に1本くらいの期間がしばらく続きます。

梅雨の期間は雨により日照時間が短いので、なる本数が少なくなるのですね。
この期間を過ぎて梅雨が明けると、日照時間が増えるとともにゴーヤもどんどん成長します。
成長とともにつるが伸びて、子づるや孫づるが増えるのにつれて、実の収穫も多くなります。

ゴーヤの収穫量が多い期間は、7月の下旬~8月いっぱいの間です。
その期間は、1日に何本も実がなってちょっと油断すると収穫の時期を逃した黄色のゴーヤがつるから下がったままになっていたりしますね。

9月に入ると少しずつなる本数が減って、なってから熟すまでの時間が早くなります。
10月の中旬には葉が落ち始めて、収穫も終わりです。

このように九州地方では、6月下旬~10月中旬までがゴーヤの収穫期間です。


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さいごに

ゴーヤの収穫時期の見極めは、表面のデコボコがはっきりとしていて緑が濃いものを選ぶのがポイントです。

収穫時期が少しでも遅れると黄色に熟してしまいおいしくありませんし、栄養価も落ちてしまいます。

収穫する時間帯については、いつがいいということは無いので、少し早いかなと思うタイミングで採って新鮮なうちに調理して食べるのが一番です。

ゴーヤの収穫の期間は、気候によって幅があります。
沖縄や鹿児島地域では、6月の下旬~10月の中旬までの長い期間で収穫することができます。

ゴーヤをおいしく食べるためには、収穫のタイミングを逃さないことが一番ですね。
毎日観察して少し早いタイミングで収穫するようにしましょう。

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