ゴーヤを元気に育てるためには、水やりが大切だというけれど、どうしたらいいのか迷いますね。
いくら水が多く必要なゴーヤでも、ただやみくもに水を与えればいいわけではありません。
ゴーヤの成長によって水やりの回数も変わりますし、気温によっても違います。
特に梅雨時は、雨が降り続いたり湿度が高くなったりしますから、ゴーヤの水やりにも注意が必要です。
この記事では、ゴーヤをプランターで育てるときの水やりの頻度や量に気をつける事や梅雨時の注意点についてもまとめました。
また、家を留守にするときの水やり方法についてもお伝えします。
毎日のゴーヤ水やりの参考にしてくださいね。
ゴーヤの水やり、プランターでは?
ゴーヤは多くの水を必要とする植物ですが、生育段階や季節によって水やりの頻度が変わるので注意が必要です。
ゴーヤは水の量が足りなくても多すぎても成長の妨げになるので、土の状態を毎日観察しながら水やりしてくださいね。
梅雨明け前までのゴーヤの水やり
芽が出てから梅雨明け頃までのゴーヤは、まだ苗も小さいので水やりの頻度は2~3日に1回くらいです。
ゴーヤは水をやり過ぎると根が腐ってしまうこともあるので、注意してくださいね。
土の状態を見るには、割箸などをプランターの土に突き刺して、土がベタッと付くようなら水のやり過ぎで、土がボロボロ落ちるなら乾燥して水が足りない状態です。
1回の水やりは、プランターの底から水が流れ出るまで全体にタップリと与えます。
水の勢いが強すぎるとゴーヤの苗が傷んだり、土が跳ねて根が出たりするので、散水ノズルは水が優しく出るものを選んでくださいね。
散水ノズルの容量(じょうろなど散水口の水がたまる部分の容量)が、多いものを選ぶのがポイントです。
梅雨明け後のゴーヤの水やり
梅雨が明けると気温も上がりますし、この頃にはゴーヤも随分育ってきています。
水やりは1日1回、必ずタップリと与えるようにします。
真夏になると土が乾きやすくなるので、1日に朝夕2回の水やりが欠かせなくなってきます。
もしゴーヤの葉っぱがしおれて元気がなくなったときは、昼間でも水やりしますが外の水道は水が温まっていることがあるので、しばらく水を出して冷えたところで与えてくださいね。
昼間の炎天下では、プランターの中で根が煮えてしまうので、水やりはなるべくなら避けた方がいいですよ。
そのためにも、朝の水やりはしっかりと行いましょう。
ゴーヤの水やり、梅雨時の注意は?
梅雨は連日雨が続くということもありますね。
ゴーヤが育つためには水がたくさん必要とは言っても、やりすぎると根が腐ったり土にカビが生えたりするので梅雨時は注意が必要です。
梅雨時の雨対策
■プランターを移動できるのなら、梅雨の間は軒先などの、雨のかからない場所に移動する
■プランターの土を耕す
プランターの土が固まっていると水はけが悪くなるので、スコップなどで土を耕します
そのときゴーヤの根を傷つけないように、慎重に行ってくださいね。
■底面灌水プランターの場合は、水を抜いて排水できるようにしておく
底に水を溜めておける底面灌水プランターやプランターの下に水受けを置いている場合は、
水はけが出来るように栓をあけて、水受けトレイは外しておきます。
■プランター周辺のものをなくして風通しを良くする
湿度が高くなる梅雨の時期は病気も増えてしまうので、風通しを良くすることが大事です。
■プランターに入れる土は水はけの良いものにして、底に鉢底石を敷く
ゴーヤの土は、ベースになる用土+腐葉土やバーミキュライトで水はけが良い状態にしておくといいですよ。
このように梅雨時は水やりするよりも、水はけを良くすることの方が重要になりますね。
ですが、梅雨だから水やりしなくていいだろうと油断していたら、梅雨の晴れ間の翌日には水が足りない状態になっていたなんていうこともあります。
ゴーヤは、プランターの土の表面が乾いた時が水やりのサインですし、割箸などを土に刺してみることで土中の状態が分かるので確認してくださいね。
梅雨だからと安心せずに土の状態を毎日観察することが大切なのです。
ゴーヤの水やり、家を留守にするときは?
ゴーヤの生育には沢山の水が必要で、特に7月8月の暑さの盛りには、朝晩2回の水やりが必要になります。
ゴーヤは一日水をやらなかっただけでも、枯れてしまうこともあるのですよ。
家族みんなが家を留守にするときは、水やりをどうしたらいいか本当に困ってしまいますね。
留守の時に便利なのが、自動水やり器や底面灌水プランターです。
■水やり給水キャップ
水を入れたペットボトルの口に取り付けて使う給水用のキャップで、とても手軽で廉価です。
家を留守にして水やりができないときに、プランターの土に刺しておけばポトポトと水が落ちるしくみです。
給水速度を変えることで、与える水の量を調節することができますが、一度にたっぷりの水をやることはできません。
■散水タイマー
水道の蛇口に直接付けて使用する、留守でも自動で水やりができる散水タイマーです。
水やりの間隔と1回の水やり時間の設定もできますし、散水のノズルも選べるのも嬉しいところです。
■自動水やり器
散水タイマーよりも細かな設定ができる、数日間家を留守にしても大丈夫な自動水やり器です。
水やりする時間や量の設定はもちろんですが、水分センサーでプランターの土が湿っていたら水やりをしない設定ができるものなどもあります。
水分センサーが付いていれば留守の間に雨が続いても、水をやり過ぎるなんていうことにはなりませんね。
ベランダなどで近くに水道が無い場合でも使える、水タンクタイプなども販売されているので自分の家に合ったものを選ぶことができますよ。
■底面灌水プランター
プランターの底の部分に水が溜められるようになっていて、1~2週間程度なら水を与えなくても大丈夫なので家を留守にしても安心です。
横に水位計がついているものや、水がなくなると自動で給水してくれるものもあります。
自動水やり器は留守の間に使うのは便利なのですが、日常的に頼るのは良くありませんね。
できるだけゴーヤの状態を毎日観察して、様子を見ながら自分で水やりするのが一番です。
さいごに
ゴーヤの水やりは、梅雨までの期間は2~3日に1回、梅雨明け以降は1日に1回で、真夏は1日に朝晩2回プランターの底からしみ出すくらいタップリと与えるのがめやすです。
毎日ゴーヤの状態を観察して、土の表面が乾燥してきたら水やりのサインです。
梅雨の間は湿度が高くなり、カビや根腐れ、病気などになりやすいので、プランターの土の水はけを良くして風通しに気を配ってくださいね。
沢山の水を必要とするゴーヤは、真夏には1日水をやらないだけで枯れてしまうこともあるのです。
家を留守にするときには、自動水やり器や給水キャップが便利です。
ゴーヤの水やりは足りなくても多すぎても良くないので、成長と季節に合わせた水やりで、ゴーヤを大きく育てたいですね。
■緑のカーテンのゴーヤの育て方をまとめています。
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