ゴーヤを苗から植付けするとき、苗をどのように選んだらいいか知っていますか。
苗の選び方って重要なのですよ。
特にベランダで育てる場合は苗の選び方が悪いと、ゴーヤが元気に育ってくれなくて枯れてしまうなんていうことになるかもしれません。
しっかりと良い苗を選びたいですよね。
プランターへのゴーヤ苗の植え方ですが、分かっているようでいざ植えようとすると迷うことって多いものです。
この記事では、ゴーヤの苗の選び方のポイントやプランターの植え方で注意する点などをまとめました。
また、ゴーヤ苗の接木についてもお伝えします。
ゴーヤ苗の購入や植えるときの参考にしてくださいね。
ゴーヤの苗の選び方、良い苗とは?
ゴーヤは種から育ててもいいのですが、市販の苗を購入して植えた方が失敗がありません。
苗からゴーヤを育てるときの苗の選び方には、いくつかのポイントがあります。
苗が弱っているとなかなか元気になってくれませんので、最初の苗の選び方は植え方以上にとても大切なのですよ。
■新芽が傷んでいないもの
新芽が傷んだり黒くなったりしていると成長が遅くなったり、止まってしまう場合もあります。
ゴーヤの苗の選び方としては、新芽がしっかりとしてきれいなものを選ぶようにしましょう。
■双葉が2枚と本葉が4枚程度出ているもの
本葉が4枚程度の成長時で双葉が落ちていると、株が弱っているかもしれません。
ゴーヤは株が弱ると下の方から葉が落ちてくるので、植付け時期を過ぎている可能性がありますよ。
葉がしっかりとして、丸まったり縮んだりしていないかも選び方の注意点です。
■葉の緑色が濃すぎないもの
通常よりも葉の緑色が濃いゴーヤの苗は、窒素が多すぎたりマグネシウムが足りないなどの栄養障害を起こしている場合があるので注意が必要です。
葉の色が薄すぎたり濃すぎたりも、選び方のポイントですね。
■節の間が詰まっているもの
節の間が間延びしてひょろりとしたものは、弱っていると思っていいです。
元気な苗は、節の間が詰まって太くどっしりとしています。
■根元がぐらついていないもの
根元がぐらついているゴーヤの苗は、根がしっかり張っていなかったり腐っていることもあるので注意が必要です。
選び方は、茎の根元を優しくつまんでしっかりしているか確認してみるとわかりますよ。
■ポットの裏から根がはみ出していないもの
ポットの裏から多くの根が伸びている苗は、植付け時期が過ぎた古い苗です。
出荷されてから日にちが経ってしまい、根が伸びてしまったと考えられます。
■虫がついていないもの
虫がついた苗は弱ってしまいますし、購入した苗から虫が広がる原因になってしまいます。
選び方は葉をひっくり返して、新芽の内側や葉の裏に虫がついていないかを、しっかり観察することです。
ゴーヤの苗の植え方、プランターでは?
ゴーヤの苗のプランタ-植え方では、まず苗の間隔を取ることがポイントです。
そのためにもゴーヤの苗を植えるプランターは、長さ60センチ・幅25センチ・深さ30センチ以上のものがいいですね。
ゴーヤの苗を植える間隔
幅が60センチを超えるプランターでは、2本の苗を並べて植えます。
植え方は、苗の間隔を20センチ以上離して、苗を植える10センチ程度の穴を2個掘ったら、その穴に水をタップリと注ぎます。
プランターの長さが60センチ以上無いと2本の苗が接近したり、プランターの側面に近かったりして根が十分に伸びることができません。
ゴーヤは根が伸びないとつるも育ちにくく、葉や花も咲かないということになってしまうのでプランターのサイズって大切なのですよ。
苗のポットからの取り出し方
ポットから取り出すときに、苗を傷めてしまうことがあるので注意してくださいね。
ここで苗を折ってしまったりしては大変ですよ。
1.ポットに入った苗を横にして、苗を指で挟み手のひらで支えます。
2.そのままポットを逆さにひっくり返したら、ゆっくりとポットをはずします。
ポットの底をつまんで、抜き上げるように外すとうまくいきますよ。
3.ポットからはずした苗は、根の部分を少し崩してから土ごとプランターに植えます。
ゴーヤの苗のプランターへの植え方
プランターへの植え方は、ポットから外した苗の根を少しほぐしたら、土ごと掘った穴に入れます。
ゴーヤの植え方の注意点は、穴を掘ったときに出た土を寄せて根元を埋めたら、土をふんわりでは無くギュッと押さえるようにすることです。
このギュッと押さえることが、植え方の大切なところです。
最後に水をたっぷりと与えて、ゴーヤの苗の植え付けは終了です。
ゴーヤの苗の接木とは?メリットは?
ゴーヤの苗には、接木したものがあります。
普通の苗は種を植えてそのまま育った苗で、自分の根を張って養分を吸収します。
接木苗は、根の部分の植物(台木)と茎や葉などの部分植物(穂木)が違う苗です。
育てたい植物と相性が良い植物の病害虫に強い品種を接いで、台木とした苗は育ちやすいわけです。
二つの植物の茎を切って、接いでしまうなんてすごいですよね。
ゴーヤの接木苗のメリット
ゴーヤの接木苗は、かぼちゃが台木でゴーヤが穂木のものが多く市販されています。
ゴーヤに限らず植物が元気に育つためには、根が丈夫でないとうまくいきませんね。
ゴーヤの台木にされるかぼちゃは、とても育ちやすくて丈夫なのです。
以前の事ですが、食べた後のかぼちゃの種の部分を畑に捨てていたら、自然に芽が出て何の手入れもしないのに、自然にかぼちゃがごろごろ沢山なったことがありました。
このことからもかぼちゃが育ちやすくて、ゴーヤの台木としてふさわしいことがわかりますね。
接木なら連作ができる
ゴーヤを前年と同じ土に続けて植えると、つる割病などの病気になったり育ちが悪くなることが多いので連作はできません。
プランターでゴーヤを育てる場合は、土を取り替えればいいのですが、地植えでは場所を変えるしか方法はありませんね。
ですが接木苗ならば、茎から上はゴーヤでも根の部分はかぼちゃなので連作にはなりません。
そのため接木なら前年と同じ場所に植えることができるのです。
プランターで育てる場合でも、接木したゴーヤの苗は丈夫で育ち安く、実も多くなるなどメリットが多いのです。
接木苗は、普通の苗に比べて手間がかかっている分値段が2倍~3倍しますが、育ちやすさを考えるとやっぱり接木苗の方がいいですね。
ゴーヤの接木苗を植えると横から台木のかぼちゃから芽を出して成長することがありますが、根元から切ってしまえば大丈夫ですよ。
さいごに
ゴーヤの苗の選び方は、新芽が傷んでなく、葉がしっかりと下の方までついているかや、虫がついていないかよく見ることです。
茎がしっかりとしてぐらついていないかや、根が伸びすぎてポットからはみ出していないかも選び方のポイントです。
苗の選び方が悪いと大きくしっかり育ってくれないのですよ。
ゴーヤの苗の植え方は、苗の間隔を20センチ以上離して、苗を植えた後に土をギュッと押さえて植えることがポイントです。
ゴーヤの苗には、かぼちゃを台木として接木したものも市販されています。
接木苗は、普通の苗に比べて病気に強く成長しやすいことと、連作ができることがメリットです。
ゴーヤを元気に大きく育てるためには、まず苗選びをしっかりとして正しく植えることが大切ですね。
■緑のカーテンのゴーヤの育て方をまとめています。
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