スチーム付きオーブンレンジの水抜きとビストロのクエン酸洗浄の方法

クエン酸で洗浄

クエン酸で洗浄

スチーム機能がついたオーブンレンジは、蒸し料理だけでなく温めや解凍に水蒸気が大活躍してくれます。
私もビストロのお陰で蒸し料理に目覚め、あれこれ挑戦しているところです。

とても便利なスチーム機能ですが、お手入れを怠ると気持ちよく使えなくなるだけでなく、水蒸気が出なくなったり、水が庫内に流れ出したりなど、故障の原因になってしまいます。

そうならないためには、水抜きやクエン酸洗浄の方法を知ってこまめな手入れを行いましょう。

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スチームつきオーブンレンジの水抜きって何?

スチームつきのオーブンレンジのビストロには、給水経路を洗浄しながら水を抜く「洗浄・水抜き」機能があります。

スチームは、取り付けの給水タンクに入れた水が、内側の経路をとおり高温に熱せられて水蒸気となり、庫内の吹き出し口から噴射される仕組みになっています。

給水タンクの水は、調理するたびに入れ替えればいつでもきれいな状態になりますが、吹き出し口までのパイプやホースなどに残った水はそのままになってしまいますね。

塩素消毒されている水道水でも、しばらく放置しておくとカビや雑菌、ぬめりなどが発生しやすくなるので、水がとおる経路を洗浄しながら水を抜く機能が必要なのです。

水抜きの手順はとても簡単ですし、時間も30秒ほどしかかかりませんので、こまめに行うことをオススメします。

ビストロの洗浄・水抜きの手順

1.クリーントレー(排水された水が溜まるトレー)の水を捨てます。。

2.給水タンクの「洗浄・水抜きライン」まで、水を入れます。(約100cc)
入れる水の量を守ってくださいね。水が多すぎても少なすぎても、うまくいきませんよ。

3.自動メニューから38番を選んだら、「スタート」を押します。
ジョボジョボと水が流れる音がしたと思ったら、30秒程度ですぐに終了しました。
あまりに簡単に終わったので拍子抜けしてしまったくらいです。

給水タンクの水はほとんど残っていなくて、クリーントレーに貯まった水には白くて細かい粉状のものが沈んでいました。
このように目に見えて汚れが取れると、がぜんヤル気が起きますね。

4 クリーントレーに溜まった水を捨てたら、トレーを水洗いしてください。
これで全て終了ですので、本当に簡単でした。

短時間で手間もかからず簡単に済むので、毎日の日課にしてしまうといいですね。
少なくても1週間に1回は必ず行うようにしましょう。

ビストロのクエン酸洗浄の方法もこんなに簡単

水抜き・洗浄のお手入れをこまめに行っていても、少しずつ給水経路がつまってスチームが出にくくなってしまいます。

水を流すだけなのに何が詰まるのかと不思議に思いますが、水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれていて、それらが液晶化して詰まるのです。

お風呂のシャワーの噴き出し口に白いカリカリの粉のようなものがこびりついて、水が均等に噴射されなくなることがありますが、あの状況と同じですね。

電子ポットややかんの内側に白くざらざらしたものが付着しますが、これもミネラル成分なのですよ。

体に害があるというものでは無いのですが、詰まってスチームが使えなくなると困りますよね。
スッキリと落とすためにどうすればいいのでしょうか。

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カルシウムやマグネシウムはアルカリ性なので、酸性のもので落とします。
そこで登場するのがクエン酸です。

私は、ポットの洗浄にもクエン酸を使っていますが、手で擦っても全く落ちないガリガリが、クエン酸を入れれクルクル溶かしただけで、いつもあっという間に取れてしまうので驚いてしまいます。

クエン酸は食品なので、害も無く安心して使えるのも嬉しいところです。
工業用や掃除用のクエン酸は、不純物が混ざっていたりするのでここで使うものは無添加の物にしてくださいね。

ビストロには、クエン酸洗浄の自動メニューが付いているので、お手入れの時期が来ると、液晶パネルの時間表示の下あたりに、クエン酸洗浄の表示が出ます。

その表示が出てから洗浄をしても良いのですが、表示が出ないのに詰まってしまったという話も聞きます。

スチームが詰まってしまうと面倒ですので、例えば毎月1日と15日を「洗浄する日」と日付を決めておけば、忘れずに済みますよ。
こまめな洗浄を習慣化しておけば、詰まることはありません。

ビストロのクエン酸洗浄の手順

1.クリーントレーに水が残っていないことを確認してくださいね。

2.水200ccにクエン酸小さじ4(約16グラム)を、よく混ぜて溶かして、給水タンクに入れてセットします。解けにくいので、これでもかっていうくらいしっかりと混ぜてください。

3.クリーントレーと給水タンクがしっかりとはまっているか確認してくださいね。
ずれたりしてると水が漏れたり、あふれることになりますよ。

4.自動メニューから39番を選んだら、「スタート」を押します。
これで、クエン酸による洗浄の開始です。

ジョポジョボと水が流れる音がして、液晶パネルに29分00秒と表示された後、1秒単位で時間が表示されるのでとても分かりやすいです。
最後0秒になったところで、電子音がピーピーピーと5回鳴ってクエン酸洗浄は終了です。

ですが、まだ水でのすすぎ洗いが残っているので、これで終わった!と思わないでくださいね。

5.クリーントレーに貯まった水は必ず捨てて、セットしなおします。

6.給水タンクに残っているクエン酸水を捨ててください
(私の場合は、100ccくらいクエン酸水が残っていました)

7.給水タンクを水洗いしたあと、満水まで水を入れてセットしたら「スタート」を押します。
このとき液晶パネルは「自動」1分と表示が出ていますが、だんだんと減っていきゼロになったところですすぎ洗浄の終了です。

8.最後にクリーントレーにたまった水は必ず捨てて、トレーを水洗いしてください。
これで、全行程の終了となります。

クリーントレーには、白っぽいカスのような浮遊物が溜まっていました。
「洗浄・水抜き」のときにはサラサラとした白い粉がたまりますが、クエン酸洗浄の方は大きくて少し黒っぽく「汚れ」という感じです。

このミネラル成分ってすぐに溜まります。
1回スチームを使っただけでもカスが出てくるので、油断していると詰まってしまいそうですね。

「洗浄・水抜き」は、30秒であっという間に終わりましたが、「クエン酸洗浄」は洗浄に29分、すすぎに1分で全て終わるまでに30分程度かかります。

どちらも自動なのでセットしたら放っておいて大丈夫なのですが、クエン酸洗浄が終わったあとにクリーントレーの水を捨てて給水タンクに水を入れることと、最後のクリーントレーの水洗いを忘れてしまいそうです。

忘れてしまわないためには、できるだけその場を離れず、最後のすすぎ洗浄までしっかりと終わらせましょう。

さいごに

ビストロには、スチームの給水経路を洗浄しながら水を抜く「洗浄・水抜き」と、詰まらないようにお手入れができる「クエン酸洗浄」の自動メニューがあります。

これらのお手入れを怠ると、水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムが結晶化して、給水経路が詰まってスチームが出なくなってしまいます。

詰まってしまうと、自力での改善ができなくなってメーカー修理になるので面倒です。
お手入れの手順はとても簡単ですので、習慣化して小まめに行うようにしましょう

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