ビストロとヘルシオで温め機能・揚げ物・トースト・手入れでどっちがいい

手羽先焼き

家電量販店には、沢山の種類のオーブンレンジが並んでいて選ぶのに困りますね。
私は、ちょっと小さめサイズで過熱水蒸気機能がついたお手頃価格のものを探していました。

多くの機種の中で最後まで買うのを迷ったのが、パナソニックのビストロ604とシャープのヘルシオCA400です。

このふたつの機種について「あたため」「揚げ物」「トースト」「手入れ」の機能を、どっちがいいのか比較した結果、私はビストロを買いました。

それぞれに特徴があって迷ったのですが、選んだ決め手はレンジ機能と焦げ目です。
どれを買うかで迷っている人は、参考にしてくださいね。

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ビストロの温め機能を比較

私がオーブンレンジで毎日使うのは、電子レンジでのあたためや加熱調理機能です。
頻繁に使う機能だから、簡単でおいしくあたためや解凍できるのがいちばんです。
また、高齢の母が無理なく簡単に使えることが、選ぶ基準のひとつでした。

自動あたため機能

自動あたため機能は、スタートボタンを押すだけでレンジが温度調節して自動ですばやくあたためてくれるのでとても便利です。

ヘルシオCA400の場合、温度設定を「弱め」か「強め」でしか選べませんが、ビストロ604なら、45℃~90℃まで5℃きざみで温度を指定することが可能です。

この差は大きいですよ。たとえばシチューやカレーライスは熱々で90℃位、おまんじゅうならほんのりあたたかいくらいが美味しいから45℃でとか、自分好みにそれぞれ設定できるのが嬉しいです。

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温度設定あたため機能

ビストロでは、自動あたため機能とは別にお好み温度でのあたためがあります。
こちらはなんと、マイナス10℃~90℃まで5℃きざみで幅広く温度設定が可能なのです。

冷蔵庫から出したばかりのアイスクリームが、カチカチに凍っていてスプーンですくえない、固くて美味しくない、なんて経験はありませんか。

そんなときはマイナス10℃に設定してあたためれば、丁度いいぐらいの柔らかさで食べることができるのです。

今までマイナス10℃で温めるという発想がなかったので驚きましたが、確かにそれより低い温度の食品に対しては「あたためる」ですよね。

また、バターやクリームチーズが固くてパンに塗れなくて困ったときも、20℃に温度設定をすれば溶けすぎるなんてこともなく丁度いいなめらかにすることができます。

ベビーフードなら20℃~40℃の間で、温度を確かめて人肌にほんのり温かく加熱できるのです。

このように温度設定の幅が広いので、何でも好みの温度にあたためられるのは予想以上に便利ですよ。

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レトルト食品や缶詰のあたため

ヘルシオに出来てビストロに出来ないのが、レトルト食品や缶詰をそのままであたためることです。

通常、金属やプラスチックは、レンジ機能であたためることはできませんよね。
でもヘルシオなら、レンジやヒーターを使わずに最初から最後まで過熱水蒸気を噴射することで、金属容器や卵などもそのままの状態であたためることが出来るのです。

しかもこれらを一緒に過熱できるので、レトルトカレーとごはん、卵や缶詰を一緒にあたためることで、カレーライスにゆで卵をトッピングして、缶詰のスープを添えるなんていうメニューも手間無しでOKです。

オーブン料理をしっかり作ることも、こんなお手軽な使い方も両方出来るのです。

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ビストロの揚げ物を比較

オーブンレンジでの揚げ物は、油を使用しないというだけでもヘルシーですが、過熱水蒸気の効果で余分な脂や塩分が排出するので、よりいっそうの効果が期待できます。

特に過熱水蒸気のみで焼きあげるヘルシオでは、からあげはジューシーにフライものはサクサクに仕上がります。

ただヘルシオCA400では、なかなか焦げ目はつきません
ヘルシオでも上位機種なら「炙り焼き機能」がついて、表面にだけ焦げめをつけるなんてこともできるようになりましたが、CA400にはついていません。

それに比べてビストロは上部のヒーター管が露出していることと、グリル皿の効果で焦げ目をつけるのがすごく得意です。

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ビストロのトーストを比較

トーストは、オーブントースターだと焼けるまでの時間は速いですが、一度に2枚しか焼けませんよね。

家族の分を一緒に焼きたいとか、ホットサンドをまとめて時短で作りたいなんていうときは、ビストロをオススメします。
特に朝は忙しいので、数分でも時間短縮になるとほんと嬉しいですよね。

ビストロのグリル皿を使えば、一度に4枚まで6分程度で両面をひっくり返さずに焼くことができるのです。
グリル皿は、下からも加熱するので裏にも焼色がつきます。

オーブントースターで焼いたものに比べて噛みしめた時に少し硬く感じましたが、その分小麦の味がしっかりしておいしいですよ。

硬いのが好きな私だけかもと思いましたが、柔らかいのが好きな母もビストロで焼いた方がおいしいと言います。

4枚をひっくり返すことなく、こんがりとトーストできるオーブンレンジはこの価格帯では他にありません。

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ヘルシオCA400では、ウォーターグリルで4枚までを12分程度で焼くことができますが、焼色は全くと言っていいほどつきませんし、パンが少しパサついてしまいます。

焼色のつかないトーストはちょっと残念です。

ビストロの手入れを比較

オーブンレンジは食品を調理するため、庫内はいつも清潔にしておきたいですし、食品カスや油分を放置しておくとセンサーがその部分に集中的に反応して、発火の原因になることもあります。

ビストロとヘルシオともに庫内の汚れやニオイ、給水経路を洗浄しながらの水抜きやクエン酸を使って洗浄などの自動お手入れのためのメニューがついています。
これらを汚れやにおいが気になったときや、お手入れの表示が出たときに行います。

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オーブンレンジ庫内の汚れやニオイ、気になりませんか? できるだけ手間をかけず、簡単にお手入れしたいものです。 ビストロには、自動お手入れで庫内の汚れ落としと脱臭機能がついています。 実際に機能を使ってみたので、感想をお伝えしますね。
とても便利なオーブンレンジのスチーム機能ですが、お手入れを怠ると水蒸気が出なくなったり、水が庫内に流れ出したりなど、故障の原因になってしまいます。 そうならないためには、水抜きやクエン酸洗浄の方法を知ってこまめな手入れを行いましょう。

ヘルシオは、庫内がフラットですから過熱水蒸気で調理したあと少し冷えたときに布で拭き取れば、大抵の汚れは簡単に落ちてしまいます。

ビストロは上部のヒーター管が露出していてでこぼこしているので、汚れが焼き付くとなかなか取れませんね。
上位機種には、オートクリーン加工で汚れを焼き切る機能がついていますが、残念ながら604にはありません。

ヒーター管への焼き付きについては、無理して取ろうとすると破損の原因になりますので、食品カスなどの付着以外は、ある程度あきらめるしかありません。

ヒーター管と天井との隙間などの汚れが取れにくいのが難点ですが、こまめに掃除するしか方法はないですね。

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ビストロとヘルシオでどっちがいい?

「あたため」「揚げ物」「トースト」「手入れ」について比較してみましたが、基本性能について比べてみます。

■ビストロ604
・容量:26リットル 1段調理
・外寸:幅500×奥行449×高さ347
・レンジ出力:1,000w 800w 600w 500w 300w 150w
・オーブン温度:100~250℃
・センサー:スイングサーチ赤外線センサー
・クックブックメニュー数(自動メニュー数):89(66)

■ヘルシオCA400
・容量:18リットル 1段調理
・外寸:幅490×奥行450×高さ345
・レンジ出力:1,000w 600w 500w 200w
・オーブン温度:100~250℃
・センサー:温度センサー、
・クックブックメニュー数(自動メニュー数):173(111)

最後まで迷ったヘルシオCA400は、ウォーターオーブンと呼ばれヒーターやレンジを使わない過熱水蒸気のみで調理ができるのが何と言っても魅力です。

少しずついろいろな種類のメニューを一緒に調理することができますし、蒸し料理が美味しく健康に気をつかう人にとっては、脂分や塩分を排出する効果が高いです。

ビストロ604は、レンジのあたため機能が充実しておいしく便利にあたためができますし、天井のヒーター管によりグリルでこんがりと焦げ目をつけるのが得意です。

過熱水蒸気により、蒸し料理や余分な塩分や脂分をカットしてヘルシー調理ができますが、ヒーターやレンジを使った過熱となります。

ビストロ604に決めました

ビストロとヘルシオでどっちがいいか迷った結果、私はビストロ604に決めました。
それぞれに特徴があり、どちらも欲しい!くらいに悩んだ結果です。

私の場合はダイエットや脂分や塩分などの食事制限も必要ありませんし、ビストロでも十分油を落とした調理が可能です。
毎日ひんぱんに使うのが、レンジでのあたためや解凍ですのでビストロの方が機能が充実しています。

ヘルシオCA400は容量が17リットルと若干小さいので、独り暮らしの料理好きで健康に気を遣ってる方にピッタリですが、私はそのどれにもあてはまりません。

そして最後の決め手が、ビストロは露出したヒーター管による焼き色をつけるのか得意なことです。

ヘルシオCA400は、なかなか焼色がつきません。
鶏の塩焼きや焼き魚、野菜や肉のオーブン焼きなど、こんがりした焼き色があるほうが断然おいしそうに見えますからね。

その点、ビストロならグリル皿を使えば下からレンジ加熱を上からはヒーター管による赤外線加熱で、短時間でこんがりとした焼色をつけることができるのです。

さいごに

少し小さめで過熱水蒸気機能がついたオーブンレンジを探していて、最後までビストロ604とヘルシオCA400で悩みました。
温め機能、揚げ物、トースト、手入れでどっちがいいか比べてみました。

その結果、私が選んだのはビストロ604です。
ヘルシオCA400の、過熱水蒸気でレンジやヒーターを使わない一環調理というのもとても魅力的でしたが、私がいちばん使うのがレンジでの温めや解凍で、ビストロの方があたため機能が充実していました。

そして一番の決め手は、焼色がつくかどうかです。
ビストロは両面をスピーディーに焼くことが得意です。
グリル料理やオーブン焼きでは、やはりこんがりとした焼き色も味のうちですからね。

ですが、できれば両方欲しいというのが本音なのです。
私はビストロに決めましたが、正直なところどちらがいいなんて言えないのですよ。
それぞれのライフスタイルに合わせたものを選んでくださいね。

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